この事件は、7日に中国で開催された混合団体ワールドカップでの出来事です。日本卓球協会の副会長、星野一朗氏によると、5日のグループステージの韓国戦前、男子選手の張本智和（トヨタ自動車）が入場時に名前を呼ばれないハプニングが発生しました。この問題について大会組織委員会と中国卓球協会から謝罪がありました。さらに、6日のフランス戦の男子シングルスでは、現地ファンから心ないヤジがありました。

このヤジに対して、日本側は試合が継続できない旨を運営側に通知し、大会組織委員会と中国卓球協会が対応を約束しました。彼らは客席に「静謐で文化的な応援を求めるプラカードを掲示し、日本選手の滞在するホテルフロアの安全も確保しました。

この問題は、スポーツイベントにおいて選手の安全と公正な環境が提供されるべきという基本的な責任が問われています。現地ファンの心ないヤジや不適切な選手紹介は、スポーツマンシップや国際競技の精神に反する行為です。組織委員会と中国卓球協会が謝罪を行ったことは評価できますが、根本的な問題の解決にはまだ道半ばです。制度の欠陥として、文化的な多様性を理解し、選手や観客への教育をしっかり行う必要があります。具体的には、事前の心構えを促すセミナーの開催、無礼な行為に対する即時対応策の確立、国際的なスポーツ倫理指導の徹底を提案します。

こうした対応をすることで、競技が持つ本来の魅力を守り抜くための架け橋となることが求められるでしょう。大会運営には、フェアプレー精神の徹底と優れた競技環境の提供が常に期待されます。

ネットからのコメント

1、運営側が、観客を外に出すなどの処置を取っていないことが、問題だ。終わってから謝罪しても、所謂やったもんがちだよね。まぁ、国際大会開催してはいけない国であることが、再認識させられた事案だよね。其々の国際協会が、開催国を決定するわけだから、実情を踏まえないとね。

2、1度ならず2度も同じように名前を呼ばないハプニングが起きますかね？個人的には両国情勢に少なからず関係してると思う。愛国心を履き違えた輩が英雄にでもなった気分で意図的に嫌がらせをしたのでは？結果、思いの外自国民から猛批判されて謝罪したと思う。

3、卓球に限らず、全ての競技を中国で開催しない方が良い。バドミントンでは、風が吹いていた事もあった。ホスト国がしてかしたら一生開催できないようにしてほしい。お金で釣るんだろうけど。

4、翌６日に星野氏と強化本部長の馬場美香氏が呼ばれ…謝罪相手をどこに呼んだのか分からないが、自ら訪ねるのが謝罪の姿ではないのか。

上位者ぶる大会組織委と中国卓球協会が、自国と日本に対する面子を重視する姿勢に変わりはない。本国では今回の謝罪報道は公開されないだろう。