薬師峠キャンプ場で、ツキノワグマによる動物被害が発生しました。事件は昨日の午後4時45分ごろ、富山市にある標高2294メートルのキャンプ場で、子グマとみられる一頭が登山者のテントと食料を持ち去る形で発生しました。幸いにも、現場にいた登山者には直接の被害はなく、付近の山小屋に避難しました。しかし、この事態を受けて薬師峠キャンプ場は当面の間閉鎖されることが決定されました。
県や警察は、クマに近づかず、食べ物やごみの管理を徹底するよう呼びかけています。
この事件は、自然と人間の接触がもたらすリスクを明確に示しています。キャンプ場が閉鎖される措置を講じたのは当然の対応ですが、根本的な問題は改善されていません。自然保護の観点からすれば、山岳エリアでの登山者の行動が野生動物に与える影響をもっと深く考える必要があります。専門家と協力し、地域の生態系を保護しつつ、訪問者に安全な楽しみ方を提供する新しいガイドラインを導入するべきです。まずは、食料の管理を徹底化しクマに誘因となる環境を作らないこと、キャンプ場の周辺にはクマに対する予防策を増やすこと、さらに登山者に対する安全教育を強化することが考えられます。人と自然が調和して共存するためには適切な管理が不可欠です。これをきっかけに、キャンプ文化と自然保護を再考する機会にしていきましょう。
ネットからのコメント
1、7月20日、この熊に至近距離で会いました。薬師峠キャンプ場そばです。大人しい熊で切り株に夢中でかぶりついていたので、撮影などせず、音も立てずにそっと離れ、周りの登山者に伝えました。子グマと書かれていますが、想像より大きいです。向かってきたらひとたまりもありません。テン泊の人たちは、テントに食べ物を残していったりしてたので、いつかそっちに行くだろうとは思っていました。ちょっと対応が遅いですね。
2、クマ生息地にレジャーで入る人間側がクマが人間に危害を加える加えないに関わらず細心の注意を払うことが重要なのではないか。野生動物がいない事を前提にレジャーを楽しむってそれはちょっと違うと思う。以前からリスクはあった訳だし発生件数の増加は否めないにせよ危機意識は持つべきだと思う。臭いが出ないような対策とか野生動物が興味を持たないような工夫も必要だと思う。都心に熊が来て危害を及ぼした訳ではなく元々熊の生息地に人が入るのであればそれなりの対策を
3、鈴を鳴らすと逃げるのは過去に人間が個体減らしで春先に熊狩りをしていたからで、それらをしなくなって40年ほど過ぎた今は、熊も孫世代ぐらいに入ってきました。
仲間が人間に狩られた記憶も人間に追われた記憶もなく、母熊も知らない世代で教えられてないと考えるので、鈴の音は餌の合図だと思うようになってきているのではと感じます。
4、熊の生息地では食べ物は残飯含め密封できる匂いの漏れない破られない容器に入れてテントの外に置くのが基本です。寝る時のテントの中は化粧品含め匂いの出るもの厳禁です。裸の食べ物や生ゴミ置いて帰るとか離れるとか絶対駄目です。平地ののんびりとしたキャンプ場もこれからはそういった対策が必要になってくるかもしれません。今回はテントが襲われた時に人がいなくて幸いでした。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b1a24197a90e8637eb479663dbd174aaaa311bc7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]