事件概要:
JA全中(全国農業協同組合中央会)の山野徹会長が、2025年3月に会長職を辞任する意向を表明しました。1日に行われた会見で、その理由として、全国の農協で導入予定だったシステム開発が失敗し、200億円の損失が見込まれていることを挙げました。
山野会長は、事業損失の処理や役員責任の問題について一定の解決を見込んでおり、この結果として辞任することを決めたとしています。システム開発の頓挫により、農協の運営に重大な影響を及ぼす事態となり、関係者の責任が問われる状況となっています。
コメント:
今回の辞任劇は、農協を支えるシステム開発における深刻な失敗の結果です。200億円という莫大な損失は、農協関係者や地域経済に与える影響が計り知れません。そもそも、JA全中のような大規模な組織において、このようなシステム開発の失敗が許されるべきではなく、その管理体制に問題があったことは否定できません。
背景には、責任の所在が曖昧なまま事業が進行し、チェック機能が欠如していたことが挙げられます。このような失敗を防ぐためには、まず企業や組織内部での監査機能強化と、外部専門家による第三者のレビューが必要です。また、システム開発に関しては、徹底したリスクマネジメントと段階的な進捗確認が不可欠です。
最後に、今後の改善策としては、組織のリーダーシップを見直し、再発防止策を講じた上で、農協業界全体の信頼回復に向けた具体的な行動が求められます。信頼を取り戻すためには、透明性の高い運営が不可欠です。
ネットからのコメント
1、昨年から今年に至る米の問題もあり、JAに対する不信感は募るばかり。JAの京都も酷いことになっており、JAグループ京都会長で元自民党議員の中川泰宏会長の巨額脱税や、親族企業の問題なども最近話題になっています。JAって自浄作用働かなさそうなイメージです。
2、備蓄米流通でわかったことは、緊急対処にも関わらす昔ながらの流通方法でやってしまう人材に問題点があるのでないかと思う。
機転の利く人材をシステム開発より先にやるべきことだと思う。いくら良いシステムでも利用するのは人間。
3、昭和じゃないんだから200億円するシステムって何だろうね。それとシステム開発が頓挫する、とはどういう状況なのか。頓挫したのに前金で支払ったのか、これから支払い義務があるのか、返金されないのか、前金なら頓挫するはずないし。説明もやってる事も、あまりにずさんで、この人の辞任だけで責任を果たしたと言えますかね。
4、200億円の損失か…その穴埋めはどうするのかな?末端の農家から違う名目で徴収するのかな?連合会組織は事業に失敗しても結局下部組織(地域JA)から出資を増資させて穴埋めするだろうから痛くも痒くもないだろう。トップが辞任したって変化はないでしょう…中央会組織って必要なのかな?農水主導で各地域のJAとやり取りすれば良いかと。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1c230aa255f3aa8998bec79d1f87ae4c459583d8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]