トランプ前大統領は、ロシアが占領しているクリミア半島についてウクライナへの返還はないとの立場を示し、ウクライナのNATO加盟も否定しました。彼は自身のSNSで17日に投稿し、ウクライナのゼレンスキー大統領が決断すればロシアとの戦争が即座に終わる可能性があると発言。2014年にロシアが併合を宣言したクリミアについても交渉で取り戻すことはないとしました。
さらに、ウクライナがNATOに加盟することもないと述べ、ロシアの意向に沿った姿勢を示しました。アメリカ政府によれば、トランプ氏とゼレンスキー氏の会談は、日本時間19日午前2時15分にホワイトハウスで予定されています。
トランプ氏の発言は、国際関係のバランスを大きく損ねる懸念を引き起こしています。彼の見解は、ウクライナの領土保全や主権を軽視し、ロシアの不当な併合を黙認するかのようです。まず、国際法に基づくクリミアの非併合を求める声が必要です。次に、アメリカやEUの指導者が結束し、ウクライナへの多面的な支援を強化すべきです。最後に、ウクライナとNATOの協力を深め、地域の安定に寄与することも重要です。トランプ氏の言動は、脆弱な国際秩序をさらに揺るがす危険を孕んでいます。それはまさに、不安定な行動が引き起こす災厄の典型です。
国際社会は、このような無責任な姿勢を許してはならないのです。
ネットからのコメント
1、どんな理由があろうとも。力による現状変更を認めてはいけないと思います。トランプ大統領は、外交、停戦交渉をビジネスと当てはめて行っているなと思います。停戦交渉の仲介役を担うなら、せめてウクライナ問題の歴史を知った上で望んでほしいです。また、今回のウクライナ侵攻で、国連は機能不全だということがわかったと思います。国際社会にはどんな国家であろうと、どんな理由があろうと、一方的な力による現状変更を許さない社会づくりを求めます。
2、アメリカの大統領が侵略されたウクライナに降伏を求めるとは前代未聞。しかも、いずれはウクライナにロシア寄り政権を樹立させて全国土をロシアに併合させる目論見が透けて見える。アメリカは自由の国かもしれないが、いつの間にか大統領には独裁者が居座ってしまったということか。
3、トランプがプーチンの主張を聞き入れ、ロシアの即時停戦よりも時間の掛かる和平協議に重きを優先したことは、なかなかまとまらないこと承知のプーチンの時間稼ぎの感が強い。
改めてドネツクとルハンスクの獲得を目的のようだが、両地域はロシア系とFSBの工作で勝手に共和国を名乗ったくらいだから、プーチンの意志は揺れ動かないということだろう。そうなればトランプのいうクリミアを含めて、鉱物資源の豊富な地域と ロシア占領下の黒海沿いのヘルソンやザポリージャの広い沿岸も失う可能性が大きい。 トランプによるロシアに寄り添う和平案に妥協どころではなく、欧州勢が協力して、これら占領地を奪還する方が戦略的に優先されるべきでしょう。 ウクライナの領土の一方的損失ではウクライナ国民の悲劇はおろか、世界秩序の崩壊でしかない。
4、そうしないと停戦・終戦には辿り着けないのかもしれないが、ゼレンスキーやウクライナ国民を無視してトランプが勝手にこんなことを言うのは流石に行きすぎだと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c666d8ea027930badd585b4d947d0f3ec585b049,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]