８月１７日、甲子園球場で行われた全国高校野球選手権３回戦、仙台育英対沖縄尚学の試合において、仙台育英のエース吉川投手は、延長１１回裏での打席で二ゴロに倒れ、試合が３－５で敗北しました。１５１球を投げ切り、２桁奪三振の力投を見せた吉川投手は、「もっと仲間と野球がしたかった」と試合後に涙を流し、悔しさを隠せませんでした。代打も検討される中、打席に立った吉川投手に対し、監督の須江氏は「打力に自信のない自分を立たせてくれて感謝」と恩師への信頼を証言。

試合後は勝者である沖縄尚学を前向きに見送る姿勢が、スタンドからの拍手を受けました。

この試合を振り返るとき、吉川投手の抱く悔しさと涙は誰の心にも深く響きます。試合に敗れただけでなく、仲間と共に過ごす時間が終わったという現実に対する無念さが胸に迫ります。しかし、合計１５１球という途方もない投球数をこなし、２桁奪三振を達成した彼の努力は誇らしいものでした。自分を責める気持ちもあるでしょうが、素晴らしいプレーを通じて仲間と強い絆を築けたことに誇りを持ってください。同じように試合で悔しい思いをした経験を持つ者も少なくありませんが、そうした努力は未来に必ず繋がるものです。次へのステップを考え、また新たな目標に向かって進んでいってください。あなたのプレーは多くの人々に感動を与えました。

ネットからのコメント

1、涙ながらに打席に立つ吉川くんを見て「泣くな、まだ試合は終わってないぞ」と思っていたけど、そういうことだったんですね。代打を出してもおかしくない場面で、まだ次の回があると、お前に投げさせ続けるぞというメッセージ。外野には分かり得ない指導者と選手の深い信頼関係があってこその涙だったのだと合点がいきました。ヘッドスライディング及ばず一塁で突っ伏して肩を震わせる吉川くんの姿にこちらももらい泣きしました。

2、須江監督の選手交代の采配も、これまで選手と築いてきた信頼関係からきたものだと思います。最後も、代打を送らず吉川くんに任せたのもそうかと。勝った沖縄尚学の監督とも握手を交わして相手へのリスペクトも忘れない須江監督は素晴らしいです。

3、最後の打席で涙が、溢れる思いがあったのでしょう。一塁ヘッドスライディング後に全てを出し切った姿、とても感動しました。須江監督になってからの仙台育英の選手はスポーツマンシップがありチーム全体に好感が持てます。須江監督の人間性が素晴らしいなと感じます。

4、常にポーカーフェイスだった吉川君、最後の打席での涙を見てしまうと悲しくなってしまった…ナイスピッチングだったし、最後、打席に立てて良かったと思う！