2025年のF1シーズンはランド・ノリス（マクラーレン）がわずか2ポイント差でマックス・フェルスタッペン（レッドブル）を破り、初の年間王座を獲得して終了しました。21人のドライバーが参加し、ジョージ・ラッセルがトップ3外で唯一2勝を挙げた選手として評価されました。角田裕毅は第3戦後にレッドブルのドライバー昇格を果たすも、ランキング17位と低迷。

『Sky Sports』による評価では、適応の難しさや不運もあり、「5」の評価止まり。フェルスタッペンがレースを制し続ける中、ノリスは批評家を黙らせる強いパフォーマンスで新王者となった。ルーキーとしてはアイザック・ハジャーが「7.5」の評価を得、高い期待を裏切ることなく、安定した結果を残しました。

F1は世界的に人気のあるモータースポーツであり、その競争と技術革新は高度に評価されています。しかし、選手育成と昇格制度には改善の余地があります。角田裕毅のケースを見ても、公平で計画的な昇格制度が必要です。早期昇格や一過性の期待が逆に選手を苦境に立たせることがあります。選手の能力と適性に応じた昇格のタイミングを設け、スキルアップをサポートするメンタル面の強化が望ましいです。加えて、技術支援を拡充し、適切なトレーニングプログラムを整備することで、各ドライバーの成長を促進すべきです。

時には一瞬の決定がキャリアを左右するF1、制度の再構築を通じて、事実に基づく公平な評価が選手の未来を明るくすることでしょう。フェルスタッペンが証明する、個々の才能が光る公正なシステムが必要です。

ネットからのコメント

1、昨季ペレスはRBRで後半になってから低迷(?)が始まっていたのに対して､角田君は逆に後半から RB時代の速さを見せ始めていたのが全般状況。約4か月のプレシーズン無しでRBRに乗り始め(エミリアロマーニャのクラッシュだけは評価できないのは確かな所だろうが)､フェルスタッペンと同じパーツを得られない中で、殆ど別メニューのセットアップでデータ取りしていたことを忘れてはいけない。最終戦、メルセデスからの貰い事故で急遽旧型フロアに変更したぶっつけ本番でQ1•Q2を本物の1/1000secレベルで抜けた彼の適応力をファンは忘れない。

2、1番良くない年に乗ってしまったなーという印象。2026年車の開発にリソースを割く必要がある年なので、どのチームもアップデートやスペアパーツの準備が例年より制限されていた。

そんな中RBRは比較的アップデートの頻度が高かったと思うが、それはリソースをVER車に集中的に投下する手法を取ったから。例年であれば、TSU車にももっと早めにアップデートが入り、スペアパーツも準備されたのではないかと思う。また、エミリアロマーニャのクラッシュ後、TSUは壊さないことへの比重が高くなった気がしている。リソースの問題が影響していたのではないかと思われる。あと1年早く乗れていたら、全然違う結果になっていたかもしれない。今回のレッドブルグループとの契約がどのようなものかわからないが、他チームとの交渉が自由にできる契約を結べていたらいいなと思う。

3、リンドブラッドがFP1に出走した2つのグランプリ。第20戦・メキシコでは『マックスのマシン』に乗り、6位タイム。角田をコンマ1秒上回り、絶賛された。第24戦・アブダビでは『角田のマシン』に乗り、15位タイム。マックスよりコンマ7秒以上遅れ。「グリップがない。氷の上を走っているようだ」コメント。でも世の中はそんな細かいことを見てはくれない。

最終的な結果しか見ないし、マシンがそんなに違うなんて「普通ならあり得ない」から考慮もしない。たかがFP1、されどFP1。都合のいいことは受け入れられ、悪いことはなかったことにされる。そういうもんだし、それが角田の運命だったということ。続きがあるかどうかはわからないし、そこで評価が変わるかどうかも神のみぞ知るだ。

4、角田の実力不足に異論はないけど、同じチームとは思えないほど、角田側のチームスタッフにはミスが多すぎたと思います。 それもトップチームと言うより、最下位居争いするチームが起こすようなミス。　フェルスタッペンへのサポートは完璧で、フェルスタッペンが酷評するマシンでも、常に上位争いができた。 ハジャーは来シーズンどうなるかね？