来年4月からの公立小学校給食無償化に関する自民党、日本維新の会、公明党の合意案が判明した。自治体に新しい交付金を創設し、食材費を支援する予定で、必要な財源は国の地方財政計画で全額を計上し、一般財源総額を増額して保障する方針だ。所得にかかわらず一律支援が行われることが特徴で、関係者によると3党は近く合意を形成したいとしている。
2026年度予算案への盛り込みを目指し、政府は自治体との協議を進める予定。高市首相は財源確保のための国の歳出改革や租税特別措置の見直しを示唆し、自治体の負担分も確保する意向を示した。基準額は平均額約4700円を基に物価動向を加味し増額を検討。基準額を超える部分は保護者負担が継続される。

給食無償化への取り組みは一見進歩的に映りますが、その実態は不十分です。まず、無償化が公立小学校に限定され、保護者の所得にかかわらず一律支援という形式をとっていることの異常さを指摘したい。公共資源を有効に活用するならば、支援はより必要な家庭に焦点を当て、資金の濫用を避けるべきです。また、基準額を超える費用について保護者の負担を残すことは、完全無償化の理念に反します。さらに、財源確保を国の歳出改革に頼るのは無責任な手段であり、安定した財政基盤を提供しなければ、長期的な効果が保証されません。
解決策としては、まず支援対象を必要度に応じて精査し、より公平な援助を目指すことが重要です。次に、財源確保にあたっては消費税の調整や独自の新たな税制設定を検討するべきでしょう。そして、定期的に給食費を見直す体制が必要です。給食無償化の理念が形だけに終わらないよう、現状に満足せず改善を追求すべきです。
ネットからのコメント
1、子供3人います。中学2人と小学生1人です。子供の食事代ぐらいは事情がない限り親が働いて払います。だけど、公立中学校ですが、指定の制服やかばん体操服、リコーダー、名札や上靴、体育館シューズ、小学校で使用してた絵の具ではない絵の具セットが必要など言われ全部指定で、合わせると一人10万以上かかりました。体育館シューズも3000円近いものが指定で、ジャージ上下も名前が刺繍され立派なもので一万近くします。もっと安いもので用意したいのに全部指定ですごくお金がかかります。こういうのを何とかしてほしいです。もっと安いものでも良いのでは?と思います。
2、何故そこまで無償化にするのでしょうか?子供のご飯代くらい保護者が出すべき。
それよりも給食費は今まで通り支払い、プラスαとして補助金を出し、給食の質を上げる方が良いのではないかと思う。
3、給食費無償化は少子化対策ではなく教員などの学校関係者が給食費不払い家庭に対して支払を依頼する手間を減らすための対策です。教員は人手不足が深刻。その理由は給与がそれほど高くないのに拘束時間が長くストレスが溜まる仕事であるから。それを考えると給食費無償化で少しでも教員のストレス軽減になって欲しいと思います。
4、なんにつけてもタダというのはいかがなものでしょうか?タダにするとなんでもタダが当たり前となって世の中おかしな事になってくるような気がします補助はあっても然りだが、きちんと払うものは払うという気持ちが大事だと思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ff317205883e6c40f0506090f1a782b390131b22,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]