来年1月にパンダが中国に返還され、日本は「ゼロパンダ状態」となります。12月16日の上野動物園では、シャオシャオとレイレイに会おうと約1600人が列を作り、観覧は1人あたり1分程度、最大待ち時間は4時間でした。観覧は予約制と抽選制になります。パンダは中国の山岳地帯にしかいないため、絶滅の危機にあり、移動が制限されています。
中国はパンダを外交手段として利用し、かつては友好の証として日本に贈られましたが、現在はレンタルとなっています。再度日本にパンダが来るのは難しく、理由として中国が生態保護を重視していること、日本以外の希望国が増えていること、高市発言が中国にとって貸す意義を下げたことが挙げられます。

この状況は、日本と中国の外交的な関係性の一端を露呈しています。パンダの存在は、単なる動物展示の枠を超え、国際政治の駆け引きや関係構築の象徴と化しています。中国が生態保護に力を注いでいる現実は尊重に値するものの、これが政治的圧力として機能する現状は異常です。ワシントン条約の対象になりつつも利用されるパンダには、倫理的な視点からの真摯な対応が求められます。まず、日本国内におけるパンダに関連した外交政策の見直しが必要です。
次に、日中間の透明性ある話し合いを推進し、双方の立場を尊重した合意形成を図るべきです。さらに、国際的な動物保護活動と連携し、パンダの保護と繁殖に関する共同研究を進めることで、利害を超えた協力関係を築くことが望まれます。パンダ外交の現状は、動物と人類の共存の価値を問い直す良い機会です。パンダを取り巻く問題を通じて、国際社会が目指すべき真の「友好」とは何かを改めて考える時です。
ネットからのコメント
1、日中友好の証としてパンダのレンタルが始まったが、友好の証なら寄贈すれば?そもそも それ以前はいなかったのだから必要ないでしょ。レーダー照射問題や領海侵犯問題など昨今の日中関係を踏まえていれば、パンダパンダと騒ぎ立てるのは日本人の危機感の無さを露呈しているようなもの。文化交流と政治は別とか言ってる人もいるけど、それが通用する相手かどうか見極めてから言ってほしいものです。
2、パンダは可愛い。でもパンダの貸与は政治利用で本当の友好ではないでしょ。本当に友好の証なら金銭での貸与ではなくプレゼントになるんじゃないの?パンダを見たかったら台湾に行きましょう。
3、日本に居ない動物は他にも居るでしょう。確かにパンダは人気有るけど、パンダをエサに独立国家の内政干渉されたり、国内世論を分断する様な道具にされるのなら、ある意味パンダが可哀想なので、来なくても良い。そもそも高額なレンタル料や産まれた子供の権利が無いとかもおかしい。
4、パンダは可愛いが、年間一億円もかけても政治利用されているとすれば可愛さも半減してしまう。パンダごときで国益を損なうようなことをしてはいけない。パンダを見たかったら中国へ旅行して、ついでにどこかの景色を写真撮ったら逮捕されるかもしれないスリルを味わっていただきたい。もうパンダはいらないからその分入園料を安くしてもらいたい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6b5abe5c5cadc17118af9185beb96f64f5de0578,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]