中国軍による自衛隊機へのレーダー照射問題が注目を集める中、峯村健司氏がその背景と日本の対応についてテレビ番組で意見を述べた。事件は中国軍機が自衛隊機に対してレーダー照射を行い、日本の妨害を訴えたものである。中国は事前に訓練を実施したとする音声データを公開したが、日本側はその事前通達を認識していないと反論。峯村氏は中国の「議論のすり替え」戦術を指摘し、問題の本質はレーダー照射にあるとした。

また、日本側が映像証拠を持たないことに触れ、証拠を集めるための装備を強化する必要があると提案した。

現状の説明として、中国軍が自衛隊機にレーダー照射を行ったこと自体が問題であり、事前の訓練通達に関する議論はすり替えに過ぎない。制度の欠陥を指摘するならば、日本側が適切な映像証拠を持たないことが挙げられる。この状況を改善するためには、まず自衛隊機に証拠を記録できる装備を導入すること、国際的な場での証拠提示能力を強化すること、問題発生時の迅速かつ明確なコミュニケーション戦略を策定することが必要だ。これらの対策を実行することによって、日本は中国の戦術に対抗できる力を持ち、国際的な信頼を築くことができるだろう。問題への未対策が示すのは、緊張状態が続く中での安全保障への甘さであり、迅速な改善が求められる。

ネットからのコメント

1、自衛隊機のスクランブル発進のほとんどが領空領海侵犯なのだから記録映像やドライブレコーダーは必須かもね。ただそこまでやっていないのは「正論が通用しない」とか「やっても無駄」とかそれこそ「コスパが合わない相手」なのかもね。それが通じるくらいなら苦労してないしね。でも世界に向けてのアピールには有効だよね。

2、自衛隊のスクランブル発進はＦ-15で地上発着の1977年から量産されている比較的古いタイプの戦闘機です。中国海軍の戦闘機は、空母発着が可能なＪ-15戦闘機で戦闘能力がＦ-15以上とは言われていませんが、配備時期が新しく、情報装備が優れている可能性があります。自衛隊は一層の防衛力強化と他国の脅威に対抗するため、日本が保有する2隻の実質軽空母での発着が可能な最新鋭のＦ-35系戦闘機の早期配備が必要だと思います。

3、負けている部分か。まあ悔しいけれど正論ですね。逆に言うとこれまでの政権とりわけ岸破政権がいかにこの国に対する対応を疎かにして来た事の証左だと思いますし、過ぎた時間は戻せないにせよこれを教訓に日本は少しずつでも国防に力を入れて行かなければならない事だけは確かです。

4、＞今回照射されたF－15は、いわゆるドライブレコーダーみたいに証拠として採用されるような映像を撮る装置を持ってないこの人、本当に軍事に関しては無知だな。F-15なら普通にヘッドアップディスプレイやMFD（レーダー画面）、音声を記録出来ますよ。この前もF-15Jのレーダーの探知距離は100㎞とか言ってたけど、近代化改修した機体なら中国のJ-15並みの100nm(180km）のレーダーレンジがあります。世論が混乱して自衛隊に迷惑がかかるだけなので、憶測でいいかげんなことを言わないでほしいですね。