警備業の倒産が急増しており、2025年上半期における倒産件数は16件で、前年の8件から倍増し、過去最多となった。さらに、前年の年間倒産件数(15件)を既に上回っており、今後も増加する見込みだ。この原因の一つは慢性的な人手不足で、倒産した企業の5件がこの問題に起因しているとされる。人手不足に関して、約9割の企業が問題を感じており、賃金と労働環境が背景にある。
警備員の平均給与は26万8300円で、他職種に比べて大きく低く、また不規則なシフト勤務が多く、労働環境が過酷だ。こうした状況の中、小規模事業者は高騰する賃金に対応できず、事業継続を断念するケースが増えている。
警備業の倒産が増加している現状は、業界の深刻な問題を浮き彫りにしています。警備業が必要とされる社会的役割は大きい一方で、その現場で働く人々の待遇や労働環境が十分に配慮されていないことが根本的な原因となっています。賃金が低く、不規則なシフト勤務が常態化していることは、社員のモチベーションや健康を損ない、業務の質にも悪影響を与えます。この状況に対して、政府や企業には早急な対応が求められます。例えば、警備業の賃金水準の引き上げや、AI技術を導入して負担の大きい作業を軽減することが急務です。
また、業界全体で働きやすい環境を整備し、労働者が安心して働ける職場作りが必要です。社会全体でこの問題に取り組むことで、警備業の健全な発展を実現できるはずです。
ネットからのコメント
1、施設警備やってますけど、残業してやっと余裕が少しできるかな程度。しかし今や残業規制でそれもできない。若い人が将来希望を持てる職業ではないのは間違いない。自分の子供が警備員になると言ったら反対する。救急対応、火災災害対応、汚物対応、サービスマナー対応安い給料で求める技量が高すぎると思う。
2、今外歩いてても、40度近い気温の中、炎天下で警備してる方が沢山いる。自分や自分の家族が40度近い炎天下で何時間も連続警備するとか、普通出来ますか?まず、40度近い炎天下での警備をどう働く側が楽になるか考えるのが一番だと思うし、休息やシフトもそうだけど、金銭的にも考えるべきで、もう、警備さんに世話になる方も、40度の炎天下での警備も出来るだけ安くとか、もうそう言う時代は終わりにするべき。
3、コロナの時に交通警備をしてました「警備員」の現金給与額は26万8300円これを実現するなら週6の昼勤+夜勤2回して手取り25万以上でした4月から11月までは交通警備の仕事は多い12月から3月までは仕事が減り施設警備などをします大手警備会社は、安定した給与が出ますがそれ以外は日給月給ですので安定しませんまだ人間関係は良好な会社だったので、特に文句はなかったけどやはり仕事量=給与が合わないと感じるのが改善じゃないかな?昼勤は朝6時に家を出て帰宅するのは19時そのまま夜勤なら会社で1.2時間仮眠して出発とか気が狂ってるけど、資格もない人が金を稼ぐなら仕方が無いとやってましたね
4、11年近く警備員をしていたけど、うつ病になって辞めた。直近では大阪・関西万博のパビリオン警備をしていたけど、朝7時半から夜22時までの長時間勤務で、帰宅したら午前様になることもあった。当然ながら寝不足になるし、その状態で翌日勤務に出て、うっかり居眠りしてしまって、契約先からクレームになることもあった。会社は会社で顧客第一の姿勢だし、顧客は顧客でできる限り低価格で質の良い警備を頼もうとする。こんなことが永久に続いている限り、警備員のなり手はいないし、警備会社の倒産もやむを得ないだろう。警察・消防・自衛隊・海上保安庁・警備と治安維持に従事する職業の中で警備が一番社会的地位が低く、虐げられる存在だと断言していい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ba4027f73e2399294d1e601bbf6064ca3c1484a1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]