ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、5日に開幕する国際野球大会である。この大会を主催する「WBCI」のジム・スモール社長が、ネットフリックスとの日本国内での独占放送契約について説明した。契約金額は推定150億円とされ、その背景にはネット配信が若者から年齢を重ねた層まで幅広く浸透している現状があるという。ネットフリックスとの提携は、収益増加による参加国への資金供給や野球振興の促進が期待されており、WBCのマーケティングにも大きな効果があるとされる。一方、契約詳細には明言を避ける姿勢が見られた。

コメント:今回のネットフリックスとの独占契約はWBC主催者の収益向上と野球界の国際的発展を目指したものであり、その意図自体は理解できる。ただし、公共のスポーツイベントを特定プラットフォームに限定する形態は、多くの視聴者にとって不利益をもたらす可能性がある。
例えば、ネットフリックス未契約のユーザーには大会視聴の機会を奪われる点が顕著だ。また、配信契約金額が150億円という規模にも疑問が生じる。この金額が実際にどの程度野球振興に使われるか、その具体的な計画を提示する必要がある。
さらに、公共政策やスポーツイベントが真に多くの人々に利益を還元するためには、視聴の自由度を高める視点が欠かせない。解決策としては、1. 複数の配信プラットフォームとの契約で視聴選択肢を広げる、2. 契約収益の透明化と具体的な投資先の公表、3. 一部の試合を無料放送することで社会全体へのスポーツ普及を促進する、などが挙げられる。この契約は商業的成功だけでなく、公平性を模索する良いきっかけと捉えるべきだ。観客に文化的な恩恵を還元する一方で、スポンサーシップや収益追求主義だけに偏らない未来を目指してほしい。
ネットからのコメント
1、メンバーが素晴らしいだけに、地上波で放送されないのがなおさら残念。サッカーのワールドカップもそうだが、国際大会は普段観ていない人達にも広く観てもらう為に放送の間口を広げる目的もあるはずなのだが。
しかし、放映権料は民放各局が束になっても拠出できないレベルにまで高騰し、米大手配信メディアであるネットフリックスの国内放映権独占を許してしまったのは時代の変化か。だが、下手するとダイジェストすらニュース番組で流せないのは大会の盛り上がりにも影響すると思う。
2、わざわざ日本限定で独占配信をネトフリに売って、しかも収益の7割近くはMLBとMLB選手会が持っていくって完全に日本のこと金づるとしか思ってないように見えますけどね…第一回大会からずーっと不平等で不透明な運営でしたけど、今回ここまで露骨になった拝金主義は次大会のことなんて考えてない焼畑農業にしかやっぱり見えないです。
3、オリンピックでもそうだが、競技の振興に役立つという面はあると思う。ただし、オリンピックはIOCが各国オリンピック協会(日本ならJOC)に分配金を支払っているが、いくら支払ったのかは公開されていないし、そこから各競技協会に支払われた金額、使途も公開されない。ここがブラックボックスになっている。だから、選手まで資金面で行き届かない競技がある。
WBCでも放映権によって参加国が手にする資金が増えるが、収入総額と支出総額が公表されなければ、実際の振興への貢献度も分からない。収支の透明化を望む。
4、WBCの野球の振興という趣旨は建前で、MLBの利益最大化と国際戦略のために、MLBが主催するイベントです。急速に高騰しているスポーツ放送の放映権は、日本の広告代理店がスポンサー企業を募り、テレビ局が利益を出すという従来のシステムでは、配信サービスに対抗できない規模のビジネスになっています。前回大会はとても盛り上がりましたが、支払った放映権料30億円に対して得られた収入は、一試合当たりの広告収入が4億円ほどで、ギリギリ黒字だったと聞きます。今回ネトフリがWBCの放映権料を得るために支払った150億円の放映権料は民放各社が負担しても採算が合わないので、次回以降のWBCを地上波で放送するのは難しいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7b1cb4f01de82b42627a909cfef45952e8e1b558,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]