広島県高校野球連盟は、23日開幕の秋季県大会地区予選を前に、選手や審判、スタッフへの誹謗中傷や差別的な言動の増加を受けて声明を発表しました。この声明では、SNS上で拡散される誹謗中傷や差別行為が大会関係者の名誉、人権を侵害し、心身に深刻な影響を与えていると指摘し、法的措置を含めて毅然とした対応を取るとして強く警告しています。
同時に、大会が安心して開催され、皆が敬意を持ちながら応援できる環境づくりを呼びかけました。広陵高等学校が、部内暴力から始まった誹謗中傷を受けて、全国高校野球選手権出場を辞退したことが、この問題の深刻さをさらに際立たせています。

この声明は、広島県高校野球連盟が現行の制度において生じている誹謗中傷問題を直視し、断固たる姿勢で対処しようとする意思を示している。しかし、SNS上での匿名性が悪用されている現状では、誹謗中傷の発生を完全に防ぐことは困難である。法的措置を通じて加害者を追及するのは一つの方法だが、それ以上に重要なのは、社会全体でこうした行為を許さないという価値観を醸成することである。まず、学校教育でSNSの正しい使い方を教えることが重要だ。次に、プラットフォームが自主的に問題投稿を検出し、削除する仕組みを強化すべきだ。
そして、個人が誹謗中傷に対する抵抗力を持つよう、心の健康についても啓発活動が必要である。この問題は単なる個人の行為ではなく、我々の社会が抱える倫理と教育の欠陥を露呈しており、解決するためには共通の認識を持ち続けることが不可欠である。
ネットからのコメント
1、関係のない生徒に危害が加えられたり、誹謗中傷を受けることに対しては法的措置を取って然るべきだと思うが、その前に学校側はその原因となる暴力行為などの説明をするべきだと思う。その説明、謝罪がない限り続くのではないか
2、1月の発生以降も、処分される側の校長が処分する側の県高野連の副会長でもあり続けた。この完全利益相反状態を放置していた高野連、県高野連が今になってこうした主張をしても説得力、共感力はなかろう。事件の被害者には距離を置き、有力選手・チーム・学校を守ろうとする姿が一層浮き彫りになった。
3、関係者の人格を否定したり、危害を加えるかのような投稿に対しては、厳しく取り締まってほしい。法的な対応も、積極的に行う必要がある。ただし学校だけでなく、高野連のこれまでの対応…今回の件に限らず…にも厳しい目が向けられることを忘れるべきでは無い。
各加盟校からの報告だけでなく、「告発」があった場合の調査にも、力を入れるべきだ。
4、先ずは被害少年へのフォローじゃないの?加害者と学校、連盟の保身なんてその次でしょやるべきことをやってからでないとまた火に油を注ぐことになる脅迫なんかはいけないけどネットのコメントは誹謗中傷というより被害者へ動けとアドバイスに近い先ずはきちんとした調査の後、被害者への謝罪と謝罪会見のプロに相談して会見することだと思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/aafc5d9d39de5c7ee5890b420e2040a69de73fa3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]