事件概要:2025年5月27日午後3時頃、奈良県大和郡山市のパナソニック「メータデバイスSBU奈良工場」で、40代の男性社員がデスクで作業中に突然心肺停止状態で倒れた。寺内僚汰さん(27)はすぐに男性の状態を確認し心臓マッサージを開始、杉本加小里さん(54)は119番して救急車を要請、井上公勢さん(52)はAEDを使用した。
迅速な対応により、社員たちは倒れた社員を救急隊に引き継ぎ、その後無事に命を救われた。今回の事件を受けて、同社はAEDの設置箇所を増やすことを検討している。
コメント:今回の事案は、社員の迅速かつ適切な行動が命を救う結果となった素晴らしい事例です。しかし、このような事態が起こる前に、社員全員がAEDや応急手当を知識として持ち、訓練を受けることが重要であることを改めて痛感させられます。企業側も年に1度の講習に加え、AED設置場所の増設を検討していますが、このような予防的対策が企業の責任の一部として、もっと広まるべきです。最も重要なのは、社員が心肺停止などの緊急事態にどう対応すべきかを日々意識しておくこと。そのためには、より多くの企業が定期的な訓練を取り入れ、万全な体制を整備することが求められます。
ネットからのコメント
1、すごいですね、ちゃんと応急手当訓練の成果が発揮できたんですね。うちの祖母が助産師だったんですが、東海道新幹線に乗ってる時に心停止した人がおり、車内放送です医者か看護婦はいませんかと言ったので申し出て救命措置をしたら息を吹き返したと。当時の国鉄に大半感謝されて、感謝状と記念の新幹線のレールを輪切りにした文鎮をもらってました。どうでもいいと思わず人命救助の訓練はちゃんとやったほうがいいですね。
2、こういう場面は一瞬の判断の遅れが命取りになってしまう。普通の人だといきなりのことに動揺して、迅速には動けない人もいると思う。瞬時に動き、AEDを適切に使用する。言葉で言うほど簡単ではないだろう。とても人間力が高い人たちなんだろうなと率直に感じる。助かって本当によかった。
3、知り合いが、先日同じような状況ですぐに救急車を呼んでもらったのですが、残念ながらなくなりました。それまでは、心雑音があったと言うのは聞いていて、定期的に病院にも行ってたようですが、結局突然の心停止で亡くなりました。今回のようなこういう出来事は、たまたまその倒れた場所で、AEDや心臓マッサージをできる人がいるという事はあるのは運もあるのかなと思います。
逆に言えば、たくさんの人が心臓マッサージの講習を受けていて、どこにでもAEDがあって、倒れた場所ですぐ処置ができれば、飛躍的に救命できる確率が上がるということです。自分が逆の立場で、マッサージやAEDの使い方について何も知らなければ、ただうろたえて、救急車を待つだけになってしまいそうです。こういう講習が、例えば、免許証の更新時にAEDの操作経験ができるような仕組みがあればいいのにと思う。
4、私の職場でも人が倒れる事はたまにある。私は救急救命講習を受けていたので、朝礼中に同僚が突然倒れた時に咄嗟に脈確認と気道確保をする事が出来て大事にならなかった。この間、他の社員は同心円状に後退りしてこちらを見守るだけだった。朝礼は臨時閉会して倒れた同僚を社用車のワゴン車の荷室に寝かせてから最寄りの病院へ搬送して点滴等の治療をした。職場の救急体制確保は重要な仕事の一部だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/637c72482505773cf80eae2d30dbff64028e4c07,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]