沖縄戦で20万人以上が犠牲となり、その中には北海道出身者も多数含まれ、43人がアイヌ民族だった。彼らは差別を受けながら日本兵として戦場に送り出されたが、遺骨は未だに見つかっていない。札幌出身でアイヌのルーツを持つ宮田士暖さん(20)は、沖縄のガマで遺骨を探す活動を行っている。彼は自身のアイデンティティーに向き合いながら、遺骨を故郷に返すためDNA鑑定を推進するが、遺族からの協力は難しい。
また、宮田さんはアイヌ民族と戦争に関する研究を始め、将来的にはシンポジウムを開く意向を示している。
この事件は戦争の悲劇とアイヌ民族への差別の歴史を浮き彫りにしています。まず、戦争中にアイヌ民族が強制的に兵士として動員されたという異常な現状は目を背けるべきではありません。制度の欠陥は明らかであり、彼らの遺骨が未だ発見されていない状況は戦争の犠牲者に対する不適切な対応を示しています。解決策として、政府がアイヌ民族の歴史をより深く理解し、歴史的虐待の清算に向けて積極的に取り組むことが必要です。さらに、遺骨の身元特定にはDNA鑑定技術の普及と遺族への協力要請が求められます。また、教育プログラムを通じてアイヌ民族の歴史と文化を広く知らしめることで、社会の偏見を減らす努力が重要です。戦争は国家の名において個々人に多大な犠牲を強いますが、この痛果を理解することで未来を再び同じ過ちに陥らないようにする義務が私たちに課せられています。
ネットからのコメント
1、昔はアイヌ差別もあったろうけど、今もあるのかな。最近はゴールデンカムイとかの影響もあって逆に好意的な人が多いんじゃないだろうか。自分が住んでいるのは中部地方だけど、友達のおばあちゃんがアイヌの人で、子供の頃一度会った事があるけど、本当にアシㇼパさんみたいなすごく綺麗な目をしていてちょっと驚いた。友達も結構顔の彫り深くてエキゾチックな感じ。
2、私は生まれも育ちもそして現在も北海道在住のアラサーですが、アイヌへの差別は私の世代では聴いたことがありませんでした。
歴史館や社会の授業(北海道の歴史や地域の歴史を学ぶ時間があった)ではアイヌについても取り上げられ、そこで昔差別があったとは教えられていましたが、もっと上の世代での話だと長年思ってたので、私より下の世代で差別があったのは驚きです。当然北海道広いし、地域によって結構雰囲気も変わるので、記事の大学生が住んでた地域ではあったのかもしれません。なお、私も道南、道東、道央とあちこち転勤しましたが、私が住んだところではありませんでした。より地方に行けばまたわからないですが…北海道全体で差別が根強いという訳では無いと思います。
3、東京の大学でアイヌと言う事で興味を惹かれた…これ解る気がする。自分はインディアンの精神文化が好きでカナダに1ヶ月滞在した事もある。祭りや舞踏、紋様に込められた意味や祈りに触れるのは新鮮で厳かな気持ちに成れる。もしアイヌの人と友達に成れる機会があったら素直に嬉しい。
4、私は関東の人間なので朝鮮の差別は体感したことはあるがアイヌの差別は全く感じたことはない。むしろ、独自の高度な文化を持っていて興味深いし、日本人であることに変わりはないと思っている。
年代にもよるのだろうが、北海道出身の友人も差別意識を持つのは高齢者だけだと言っていた。今までアイヌのルーツを隠して来た人は声を大にしてアイヌを語ってほしいと思う。アイヌだろうが琉球だろうが本土の人だろうが全てひっくるめて日本の歴史。誇りを持ってほしいと思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/367165318ea62bdc9c5f52c2421d7e2329c2a0fc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]