ウクライナを巡る安全保障協議について、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は20日の記者会見で、ロシアを排除して進めることは「妄想」であると強調しました。ラブロフ氏は、安全保障には国連安保理常任理事国である露中米英仏が「平等の立場」で参加すべきだと主張し、ロシアが拒否権を行使できる枠組みを想定している可能性があります。さらに、ロシアはウクライナへのNATO軍の配備に反対し、ロシアの意向を反映させるよう協議をけん制しています。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は関連文書の交わしを主張し、プーチン大統領との直接会談に向けた交渉が進められていますが、ラブロフ氏は早期開催には慎重な立場を示しました。
ロシアがウクライナの安全保障協議からの排除を「妄想」と主張するこの状況は、国際外交の不均衡を露呈しています。問題の本質は、ロシアの不透明な外交政策と力による支配の試みです。現状、このような一方的な主張は、地域の平和と安定を脅かす危険性があります。解決策としては、第一に国際的な圧力を通じて対話を促進すること、第二に独立した国際監視団を活用して情報の透明性を確保すること、第三に地域の当事者国同士の協力を強化して信頼の醸成を目指すことが必要です。これらの取り組みによって、ロシアの一方的な影響力を制限し、真に公正な安全保障体制が構築されるべきです。
多国間協議の重要性を再確認し、すべての国が平等に発言権を持つことこそが、持続可能な平和への道です。
ネットからのコメント
1、そもそもこの安全保証はロシアと言う侵略国家が国際秩序を無視し何の正当性も無く他国に攻め入り約3年半以上も経った後も多大な犠牲を強いている事に起因しているのですが?それなのに何故攻め入った侵略国家がその国の安全保証に関与出来るのですか?意味不明過ぎて変な笑いが込み上げて来るのですが、こうした発言を含め口ではどれだけ余裕を見せようがロシアと言う侵略国家にはやはり明るい未来は待ち受けていないようだなと改めて認識させられます。
2、ソ連が崩壊した時にウクライナの核を露に渡す条件として露がウクライナの安全を保障するというような条約を交わしたと思うが、安全を保障する立場の露がウクライナを侵攻し領土を奪い殺戮を繰り返している。太平洋戦争で日本が降伏するのが時間の問題になると日ソ不可侵条約を一方的に破棄して北方領土に攻め入り、やはり領土を奪い殺戮を繰り広げた。しかも北海道も侵略する魂胆だった。露は約束をできない国。
ウクライナの安全保障に露を関与させるべきではない。
3、言っている意味が分からない。ウクライナを破壊し虐殺しまくっているロシアが、ウクライナの安全保証に関与?加害者が被害者の安全保証?どう考えれば、そんな馬鹿げたことが言えるのか。ラブロフに限らず、ロシアにはまともな思考が出来る人物はいないと思える。
4、ロシアもウクライナに入るNATOに対する安全保証が必要との論理で主張してきたのだろう。だが屁理屈である。侵略を受けたウクライナが再度の侵攻を不安視してそれがあれば和平に合意してもよいとしたもの。侵略した側が持ち出すものではないでしょ。NATOは脅威であるという問題は別にやってもらわねば。こんな話を持ち出してきたのはできるだけ占領地を得るための時間稼ぎと思われても仕方ないものである。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b2cc3907ccdbe148dbc3e4dd59c7727691aba8d1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]