「みんなで大家さん」という不動産投資プロジェクトにおいて、配当の遅延が発生しました。成田空港近郊で進められている「ゲートウェイ成田」プロジェクトは、出資者から集めた資金で土地を取得し、開発業者に貸し出して賃料を得る仕組みです。出資者は1口100万円から参加可能で、2カ月ごとに7%の利回りが想定されていました。しかし、プロジェクト開始から6年たった現在も現地はほぼ更地のままです。
先月31日、運営会社は出資者に「分配金の支払いが遅延する」と通知しました。原因は開発業者からの賃料収入の遅れとされ、今後は不動産の売却や債券発行で資金を確保し、プロジェクトを進める方針です。
この事案の背後には、不動産投資の透明性の欠如とリスク管理の甘さが浮かび上がります。まず、このプロジェクトが6年間にわたって更地のままであること自体が驚くべき事態で、出資者に対して適切な説明責任を果たしていない点が問題です。一方で、賃料収入が遅延した原因について具体的な説明が不足しているだけでなく、リスクの高い投資商品であるにもかかわらず、出資者へのリスク説明が不十分であったことが明らかになっています。これらの問題には改善が必要です。第一に、投資商品に関する情報開示の徹底、第二にリスクの明確な説明、第三に金融商品取引法に基づいた監査体制の強化が求められます。
不動産投資は利益追求の場であると同時に、参加者の安全を守るための責任感を持つことが重要です。
ネットからのコメント
1、知ってる人なら知ってるがこの商品は出た当時から「本当?」って言われてた。実際に少し調べればわかる程度にポンジ臭さがあって、まともな投資経験者はやらず、どこぞのインフルエンサーや明らかな投資初心者が手を出して、そいつらを囲ってた印象。今後、改善されようと自分なら絶対に手を出さない。
2、福晟国际という香港の会社を調べると「みんなで大家さん」につながり、成田空港周辺で下水等、インフラ整備もされていない土地に壮大な夢を掲げて投資を募り業務停止処分を受けた事実に気づきます。高齢者しか見ないテレビでこんな企業のCMを流すことは地上波を寡占する公共放送のすることでしょうか。
3、高配当をうたい、高齢者がメイン層のテレビでCMを大量投入して投資の呼び込み…やってる事は古くからある投資詐欺の王道パターン。普通に考えれば、そんなに高配当が出せる事業なら、自分が事業主なら銀行から金を借りる。その方が金利も低くて利益もデカいから。
でも、借りられないと言う事は銀行の融資が受けられないくらい見込みがない事業か詐欺と言う事になる。投資をよく分かっていない素人の自分でもこれくらいは考えるけど、なんで騙されちゃうのかなぁ
4、販売しちゃいけない区画を投資指定区域にしてみたり、何もないままの土地を相場の倍以上でグループ会社に賃貸して粉飾まがいの数字を作ってるんじゃないか、なんて疑惑もありましたね。2年くらい前からほぼ更地のままで何もないぞって散々指摘されてきたのに、(初期の投資家はともかく)配当遅延がないからと後出しで追加出資してきた人に関しては自業自得という他ない。youtuberがせっせと案件で似たような不動産クラファンをいくつも紹介してる現状をみるとオワコンが近いとしか思えないし、もっと透明性の高い仕組みとしてREITがあるんだから、リスク許容できなくて騒ぐような人は『なんでREITを選ばなかったの?』って話なだけだと思うんだ…
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/66ec14a949c92d5436411f074e8d145c781e13f9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]