2023年7月、参議院選挙で京都選挙区が注目され、日本維新の会の新人候補がトップ当選し、自民党のベテラン議員が危機的状況に立たされました。この選挙で問題となったのは北陸新幹線の延伸計画。金沢~敦賀間の延伸が昨年行われ、敦賀より西は9年前に『小浜・京都ルート』に決まっていましたが、膨大な建設費と環境への懸念から京都市で反対意見が高まり、『米原ルート』の再検討論が浮上。
選挙後、大阪府知事が再検討を支持、西田昌司議員も試算を指示していますが、滋賀県、福井県からは戸惑いや反対の声が上がっています。現在、状況は混迷を極めています。
この問題は、公共の利益を考えるうえで無視できない内容です。現在の「小浜・京都ルート」が抱える問題は、建設費の増大と環境への影響です。資材高騰により当初約2.1兆円だった費用が3.4~5.3兆円に膨れ上がり、住民の間で深刻な懸念が生じています。この問題の本質は、政治決定が一度なされた後も、市民の声を無視し続けたことにあります。背景には、地方自治体の利益や政治的な思惑が絡み合っていることが考えられます。これを改善するためには、1) 民意を反映する透明性の高い議論、2) コストと環境影響を最小限にする技術的な検証、3) 超党派による長期的視野の政策形成が必要です。
選挙結果で示された民意を尊重し、柔軟な考え方で適切な方向性を見出すべきです。そのためには、現状の不透明感を払拭し、未来に対する明確なビジョンを描くことが求められます。
ネットからのコメント
1、一度決まったといっても、それは、自民党と公明党が内々で決めただけであって、整備新幹線としてはまだ正式に小浜ルートは決定していません。とにかく、敦賀から新大阪までの区間に5兆円以上の予算は絶対に考えられません。ルート選定は、予算最優先で行って欲しいものです。
2、現実的に考えれば、米原だろう。一旦、米原止まりにする。その後、リニアの名古屋-大阪間が開通すれば、東海道新幹線に乗り入れる余裕ができるかもしれない。また、米原から、南西に進み、宇治or城陽辺りを通過して、大阪を目指すのもありかも知れない。京都市内の地下を掘るのは非現実的だ。どこを掘っても何か出るのが、京都で、重要遺跡が出れば、長期間工事中断。場合によっては、ルート変更や工事中止さえある。
3、滋賀県は以前は北陸新幹線接続用に地面を確保して受け入れOKにしたのにそれを一蹴したのが石川県である。だから、滋賀県の立場からすると今さら何言うとるってなるのは当たり前の反応。だから、その時に石川県が決断していれば今の様な事にはならなかった。福井からするとその経緯もあり小浜ルートに決定したのに何を今さらってなるのは当たり前。解決策は石川県が土地買収、建設費を全額負担するしか解決策はない。福井県と滋賀県は一円も負担する必要はない
4、米原で東海道新幹線に乗入れる工事費最安の経路と比べ小浜ルートは、新大阪と京都が大深度地下駅となり関西方面が超不便で、中京方面は完全無視、建設費は5倍、費用便益比1未満に加え、深刻な環境破壊を伴う合理性皆無の愚案です毎度言い訳にする技術的課題も、東海道新幹線逼迫問題は米原に拡張ホームを設けて共用しこだま号を米原折り返しとすれば新大阪まで毎時1本は乗入れ可能ですし、リニア大阪開通でさらに余裕ができます新幹線運行システムが異なる問題も、両システム互換車輌の開発費は小浜ルートの莫大な建設費より1〜2桁安価なはずです莫大な国費を投入する事業にも関わらず公益性を省みないJR各社の利益追求姿勢や、地方自治体の我田引水論が抑制できない整備新幹線法等の枠組が機能不全を起こしていると感じます国費の投入に際しては費用対効果や全体最適化を考慮した妥当な結論に導くような関連法の見直しが急務だと考えます
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/eae2cac1b15ae176e264708e717119968c7b1ec4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]