高知市に住む2歳の女の子が生後4カ月で重度の短頭症と診断された。短頭症は後頭部が平らになる状態で、運動能力や発達に影響を与える可能性があるとされる。母親は娘の頭の形を矯正するために、高知から月1回7カ月間車で片道5時間かけて大阪の病院へ通い、保険適用外で数十万円の費用がかかる「ヘルメット治療」を選択した。医師の指示により、生後1カ月半から8カ月までの柔らかい頭の時期に枕を使わなかったことが原因の一つとされたが、同時に乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを回避するために枕は危険とされる。
結果、親は混乱し、国や医師の見解が分かれている現状が浮き彫りになった。

赤ちゃんの命を守るための指針と、健やかな成長を実現するための方法論が対立していることに対し、まずその問題を指摘しなければならない。特に医療と行政の間での情報や指導の一貫性欠如が、親に不必要な混乱と心労をもたらしている点は重大である。両親が混乱しないようにするために、まずは統一されたガイドラインを構築する必要がある。さらに、高知市のように専門医療機関が遠い地域でも、適切なサポートが提供される体制を整えるべきである。地域医療機関の増設や移動手段の提供、またはオンライン診療の充実などが求められる。そして、保険適用の見直し、あるいは財政的支援を施すことも不可欠である。子供の安全確保と成長は全ての親にとって最優先であり、社会の構成要素としても重要な要素であるため、これらの改善策を迅速に導入する必要がある。
厚労省、医療機関、そして自治体が一体となり、子育て家庭の不安を解消するための取り組みが求められている。
ネットからのコメント
1、枕を使っても使わなくても短頭症にはなり得るので、枕をしなかった事が原因と言い切る医師もどうかと思います。だとすれば、世の中短頭症の子どもだらけになっているはずです。恐らく医師も、何かに理由を付けた方が、お母さんが納得すると思ってそう言ったのでしょうし、原因の一つ、と言ったのだと思いますが、受け手側のお母さん自身も、誰かのせいにしたい気持ちが深層心理にはあります。
2、子供が乳児の時、「お子さんの頭の形きれいですね。うちの子、すごく絶壁で…」と思い詰めた顔の人に話しかけられた事がある。お子さんはチラッと見ただけではどこが絶壁なのか正直分からなかったので、「そうなんですか?うちの子も上から見たら斜めですよ。まんまるの子のほうが珍しいんじゃないですか?」と軽く返したら、腑に落ちないという表情で去っていった。確かに記事の子のように極端なら、「治療した方が良いだろう」というレベルの子もいるのだろうけど。
ヘルメット治療が一般化しすぎて、悩まなくてもいい人まで悩んでる気がする。こういう記事も煽ってる面があると思う。
3、うちは枕使ってませんでした。枕は使わないようにという指導もありましたし、命を最優先にするのは妥当な対応だと思います。確かに頭の形を助産師さんに指摘され、気になることもありました。そのため、寝返り前は向き癖がつかないように左右均等に向かせたり、うつ伏せの練習をしてました。ただ、寝返りを打つようになったら、それも限界がありました。優先順位として命、見た目というのは妥当な考えですし、頭の柔らかさや向き癖、寝返りなど個性によるので「こうすれば確実に大丈夫」というのはないと思います。
4、他の人の意見にもありますが、枕あってももにょもにょ動いて枕の上にいないし、っていうような自分でよく動く赤ちゃんは、枕なくても頭の形きれいなんじゃないかと思います。うちの次男がこれで、枕準備しましたが、ほぼ上にいてくれず使わず、でも形めちゃくちゃきれいです。長男はなぜか寝たらいつも右ばかり向いて、私が左にいても、左から話しかけても、寝入ったら右ばかり向いてしかも固まりました。
首据わり前にぐるぐる首をこちらが動かしていいものか、第一子なのでためらっていて、産後すぐなので外出して相談する先もなく、とかいってるうちに右側が絶壁になりました。長男今小1ですが、発達に問題はなく、短髪にしていますが今はほとんどわかりません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b56886eb38186ac6be68b9f74f0a017e4f6dbdd5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]