8月8日、自民党両院議員総会が参院選の大敗を受け開催され、石破茂総理(68)が続投を表明したものの、総裁選の前倒しを求める声が相次いだ。背景には、日米間の「トランプ関税」合意内容の食い違いや、党内基盤の弱体化、主要人事の停滞がある。旧石破派の齋藤健氏ら側近離反や、裏金事件関係者の人事候補浮上も混乱を拡大。総裁選管理委員会が前倒し検討を開始し、党内外で「ポスト石破」を巡る動きが加速。
小泉進次郎農水相もセミナーを中止し、総裁選準備説が浮上している。
自民党の政権運営は、政策の失策と党内不信が同時進行する異常事態に陥っている。特に、日米合意の文書化を怠ったことで外交成果が崩れたのは、制度的怠慢の象徴だ。党内人事の停滞や派閥事件の余波も、政治の優先順位を権力維持に歪めている。まず、外交合意の法的裏付けを義務化し、恣意的運用を防ぐべきだ。次に、党人事は派閥出自より能力と説明責任で選び、透明な選考手続きを設ける。さらに、党総裁選の規程を見直し、選挙や政策評価による解任プロセスを制度化することが不可欠だ。国民の生活を守るはずの政権が、党内権力ゲームに没頭する構図は、民主政治の背信行為にほかならない。権力は「国民のため」に使われてこそ、正当性を持つ。
ネットからのコメント
1、両議院総会有村会長がよく頑張ってくれたと考えます。
参議院選挙結果で過半数割れをし、国民の審判、石破自民党政権にNOを出したことに対する、自民党の真摯な姿勢を示す道筋を切り開いたのは大きな政治の転換点ではないかと考えます。 このような政治が積み重なる中で、国民の政治に対するリテラシーが少しずつであるが向上すると考えます。 投票すれば政治が変わるという希望が見えるからです。
2、総理が代わっても、この人は権力にしがみついて政治に無駄な混乱と空白を与え続けた人物として、また権力欲しさに味方を次々と後ろから撃ち続けた人物として、鳩山元総理とともに後世に残していかなければならない。2度とこのような人物が総理の座に着くことのないように。
3、じゃないと民意が反映されませんよね。石破自民党じゃ嫌だと自民党員が他党に投票した結果が参議院選挙だった訳ですから、石破さんも総裁を継続したいなら、改めて総裁選挙に出馬して勝ち残れば良いと思います。「石破さんだけのせいじゃない」とか言う意見がありますが、石破さんは自民党の総裁であり最高責任者です、その方が自身の責任を取り仲間に出処進退を示すのは当たり前の事。
誰でもいいから責任を取れば終わりというものではない。
4、顔をリセットしないと再生できないと、あたかも正当そうに聞こえる理由を声高に叫ぶこと自体、自民党政治を変えたくない証に見える。辞めることが過去の慣例だという考えが、結局は保守の裏金や金のかかる政治は慣例、既得権益は慣例と、全て過去のやり方の肯定に繋がっており、問題に真摯に向き合って考えようという気はさらさら無いのでは。ただただ、過去の慣例に従って問題をやり過ごせば良いと。結局は保守勢は安倍政治を良しとし強化したいだけで、今までの自民党政治の本質は変えたくないことが根底にあるだろう。この際、徹底的に党内抗争し、中道と保守で、野党も含め2大政党に別れた方が良い。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e96dadffdaa1272867beb47b373c86ba596320a3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]