自民党と国民民主党は、所得税がかかる「年収の壁」を現在の160万円から178万円に引き上げることで合意しました。高市早苗首相と国民民主党の玉木雄一郎代表が国会内で会談し、合意書に署名しました。この変更により、多くの納税者の手取りが増加し、消費意欲が改善されることで、経済に好循環がもたらされることが期待されています。しかし、インターネット上ではこの合意の実効性や中身に対する疑問の声も上がっており、特に働き控えの原因とされる社会保険の壁への対応が必要だという意見もあります。

この年収の壁の変更は、2026年度の税制改正大綱に反映する予定です。

政府が年収の壁を178万円に引き上げる意義を強調している一方で、根本的な問題に対する視点が欠けています。これまで労働意欲を削ぐ要因のひとつである「年収の壁」は、より高い基準を設けることだけに終始しており、社会保険料の壁に対する対応は見送られています。現場で感じられている問題は、所得税という単一の政策変更では覆い隠せません。所得税基礎控除の大幅な引き上げや、住民税基礎控除の引き上げといった具体策が求められます。そして、社会保険制度の改革が行われなければ、本質的な経済の活性化には至らないでしょう。今後の課題として、日本の税制と社会保障システムは、働く者の利益を最大化し、経済を盤石にする使命を持っています。社会保険の制約を理解すれば、政府は民衆の切実な声に応じた政策を実施すべきです。

その一歩がなければ、真の改革はいつまでも「壁」に阻まれるままとなるでしょう。

ネットからのコメント

1、実現すればGJなんたけど…これ所得税の話だよね？社会保障加入と扶養の壁がそのままなら、人手不足は解消しないよ。パートの主婦層は年収制限するから。頼むから、社会保険と扶養の話をセットで協議して。

2、所得制限の部分がまだ詳しくわかりませんが所得納税者の8割が対象となったので以前の5%の対象者(所得制限年収200万円)と比較しても段違いに広がったので良かったですこれで国民民主党はガソリン税暫定税率廃止、178万円と大きな公約はほぼ達成しましたね今国会で自賠責6000億円返還させたり国家国民の改善に動いていることが見て取れます後は社会保険料の壁や下げが残ってますが維新の会がなんとかすると公約にしてるので期待しましょうなんか国民健康保険の集団脱法行為やらで維新が燃えかけていますが…

3、働き控えをなくすなら社会保険の壁も上げなきゃだけど、そこは触れてないよね。社会保険料を下げる話とは矛盾するからね。所得制限についても詳しく語られてないから、喜んでいいのかどうかまだ分からない。

4、まぁ社会保険料がかかるからと言って月収8万8千円に届きそうになると半強制的に出勤できなくなる俺には何の関係もないけどな。で、同じような境遇にいる日本人は国内にごまんといるという事が分かってないよねこれ。手取りを増やして、消費を喚起してってそこまで分かってるなら社会保険何とかしろよ。これが解決出来たら人手不足とかにはならんだろうに。