食べ放題・ビュッフェレストランが近年人気を集めており、その背景にはコストパフォーマンスを重視する消費者の動きがある。しかし、裏側では巧妙な戦略が組まれており、物価高騰や人手不足という課題に対して、規模の大きさや仕入れの工夫を駆使している。食材相場や季節ごとに食材の選定が行われ、安価な食材は目立たせず、高価な食材は少量で提供する。

加えて、客単価の予測や滞在時間のコントロールによって、効率的な利益を上げている。食べ放題ビジネスの利益率は高く、一般的な飲食店と比較しても高水準を維持しているが、その裏では計算されたコスト管理が行われている。

食べ放題ビジネスは、見かけの「お得感」に隠れた巧妙な戦略が支配している。この業態が成り立つ根本的な理由には、外食産業全体のコスト圧力と、消費者の“お得感”を求める心理が結びついている。食材相場やスタッフの負担を軽減する仕組みを導入することで、業者は利益を守りつつ消費者に満足感を提供している。しかし、実際に提供される食事にはコスト管理が行き届いており、安価な食材の割合が高いことを消費者が意識する必要がある。食べ放題の魅力的な面だけを享受するのではなく、その背後にあるビジネス戦略に理解を示すことが重要だ。

ネットからのコメント

1、「好きな物を好きなだけ」も良いけど「いろんな物を少しずつ」も良いのよ。自分であの品数を揃えるなんていうのはまず無理だし、そもそも損するとか得するとかで考えて行ったことないです。外食って自分で作らなくて済んで尚且つ後片付けもいらない、それが醍醐味。しかもブッフェともなれば自分じゃ買わない食材だったり、試したことのない調理法や目の前で焼いてくれたりもする。控えめに言って最高なんだよ。

2、根本的に説明がおかしいと思うが…大抵1番コストが掛かるのは人件費であり、配膳サービスをする必要も無く、メニューを絞り大量に提供できるから、利益が出るビジネスモデルだと認識している。勿論、食材も効率的に仕入れ、廃棄が少なくなるから原価コストが下がる・またはその分良い食材を準備出来るメリットはあるが。ショッピングモールのフードコート同様、セルフサービスが大前提だから出来るビジネスです。

3、元ホテルマンですが、ブッフェは元を取ろうというような人々がくるところではありません。楽しみに来るところなんです。大体皆さんが群がる料理は決まっていて、寿司、天ぷら、ステーキ、刺身、あと中華では焼きそばと炒飯、それとカレーとデザートですね。

手間とコストの掛かったテリーヌやキッシュなどは人気がありません。

4、元を取ろうとは思わないけど、いつもより多めに食べようとしてしまうのは確か。最初に一通り試してみて、美味しいものを追加でまた取るが、年齢のせいか最初のお試し一巡の満腹感が2巡目を躊躇わせ、最初の1巡目でイマイチだったメニューを盛ってしまったことを後悔したりする。最初の1巡でいかに自分の口に合いそうなものに絞って盛るかが勝負になっている。