男女の賃金格差が深刻化している。厚生労働省の調査に基づき、従業員1000人以上の大企業では月額賃金が男性40万3400円に対し女性29万6600円と、男女差が10万円以上存在し、指数は73.5。小企業同士の比較では男性32万4500円に対し女性25万5500円で指数78.7と、大企業ほど格差が広がる傾向がある。さらに勤続年数でも男性15.3年に対し女性は10.4年と約5年の差が影響している。特にベテラン層においてその格差は20万円近くに達しており、昇進や勤続年数による賃金の上昇幅において著しい偏りが見られる。現状は女性のキャリアと賃金向上を阻む重大な課題として注目されている。

男女の賃金格差は単なる偶発的な問題ではなく、長年蓄積された社会構造の欠陥が露呈していると言える。特に大企業での格差が顕著であるのは、女性の昇進機会やキャリア継続を阻む障壁が構造的に存在している証拠だ。
これには制度的な問題が複雑に絡んでいるだろう。勤続年数の差や昇進基準が見直されない限り、平等な環境は実現しない。
まず、女性が働き続けられる職場を作るため、育児休業の取得機会を男女平等にする法整備を強化すべきだ。次に、昇進や賃金制度における透明性を高め、ジェンダーによる不公正な評価基準を排除する必要がある。さらに、労働環境や働き方の柔軟性を企業に義務づけ、女性が働きやすい環境を構築する対策が急務である。
今後、本問題を軽視し続ければ、日本社会は深刻な労働力問題を抱えることになる。女性が十分に活躍できない環境は、社会全体の生産性低下にもつながる。本質的な改革が求められる今、ジェンダー平等への取り組みは企業だけでなく政府、そして社会全体の責務と言えるだろう。
ネットからのコメント
1、労働時間も併せて記載しないと意味のある統計にはならないと思われます。男女の昇進差における最大の原因は労働時間との報告もあります。理論的に考えても成果は能力 x 労働時間で算出されるため、純粋に男女差別なく成果で平等に評価した場合でも評価は労働時間に近似する事になってしまいます。
男女の仕事+家事育児時間合計が大きく変わらない現状において労働時間が平等になるためには、男性が家事育児をもっと行い女性が長く働ける様にする事と、女性が男性に収入を求めずに男性が仕事時間とそれに伴う収入を減らして家事育児をできるようにする必要がある。もちろん、どんな相手を選ぼうとしても自由ですが、相手に収入を求めれば家事育児時間は取れないので自らが家事育児を求められるだけであり、これは男女逆にしても同じです。男女が同時にを意識変える以外は改善しないでしょう。
2、賃金格差という数字だけを見ると不公平に見えるが、記事にもあるように勤続年数の差が大きいことも影響している。出産や育児でキャリアが中断しやすい構造がある限り、単純に「企業規模」だけで説明できる問題ではないと思う。本当に必要なのは、男女どちらも家庭と仕事を両立できる仕組みを作ることではないだろうか。
3、ひょっとしたら大企業ほど今は産休・育休制度がしっかりしていたり、時短制度もあったりして、女性が働きやすい分、就業時間が短いから給与が上がらないっていうのはあるのかなあってちょっと思ったり。
残念ながらこれは差別でもなんでもなく、子供は女性しか産めないから、男性の育休があっても、体のダメージ考えてもやっぱり女性が長く休まざるを得ないから、ある意味仕方のないところなのかなあ。単純に産休・育休・時短を使用していない女性と男性を比較して出した統計っていうのはないかなあ?
4、この記事は大企業と小企業における男女の賃金格差を比べているが、賃金格差の推移を示したグラフを見ると大企業も小企業も右肩上がりで男女の賃金格差は小さくなってきていることが分かる賃金格差の原因は、課長、部長、役員と昇進する割合を男女間で比較すると男性の方が昇進割合が高く、その要因は皆さん書かれているように労働時間の違いによるものなどであって、その結果の賃金差なのだと思うさらに大企業の勤続年数は男性が15.3年、女性が10.4年で5年近くの差があるということは、もともとの母数が男女同じ勤続年数でなければ当然の結果であって、男女格差をことさら強調した恣意的な見出しだと思わざるを得ない
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/728a83ff99cee1a416fbdb0ab07259bae808f7f9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]