事件概要:
2025年8月6日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で自民党内の派閥に関する討論が行われた。自民党内では、石破茂首相の退陣を求める声が高まっており、8日に開催予定の両院議員総会を前に、派閥の影響力が再び浮上している。番組では、参院選の結果を総括する委員会が開かれ、石破氏の退陣支持や続投支持の声が交錯していることが報じられた。
政治ジャーナリストの田崎氏は、退陣を主導しているのは「麻生派」「旧茂木派」「旧安倍派」であり、派閥が活動していることを指摘した。一方、ジャーナリストの浜田氏は、派閥政治の限界と権力闘争の問題を指摘し、その現状に強い批判を展開した。
コメント:
自民党の派閥政治が再び浮き彫りになったことは、驚くべきことではない。しかし、政治が依然として「派閥単位」で動く現実を見ていると、過去の古い体制が未だに支配していることを痛感せざるを得ない。派閥の解消を謳っておきながら、実態としては「旧来の人間的な集まり」によって政治が動かされているという事実。これでは、国民の信頼を得ることは難しいだろう。選挙結果を受けた議論が「派閥争い」になってしまうことは、公共の利益を超えた権力闘争に他ならない。
問題の本質は、党内の力学や派閥政治に依存し続ける体制の欠陥にある。政治の透明性と公平性が求められる今、次のステップとして以下のような改革が必要だ。まず、党内の意思決定をより民主的な手続きで行うべきだ。次に、派閥活動を本当に解消するため、会合の非公式化と資金集めの透明化を徹底する必要がある。最後に、政治家の選挙活動は党単位で行い、個人の力でなく政策で勝負する環境を作り出すべきだ。
「派閥」や「人間関係」が動かす政治の世界ではなく、政策と理念に基づく政治こそが今こそ求められている。
ネットからのコメント
1、人間、同じ考えを持った者が集まる習性があるわけだから、派閥ができるのは自然なことで解消など出来ないと思う。必ず形上解消したように見えるだけで水面下では必ず繋がっている。派閥が何故悪いとされたかと言うと、金の繋がりと悪い事をやる時は集団で行う。自分の考えよりも派閥で方向性を決められ硬直化、柔軟性が失われることにあると思う。
2、事務所を持っているから派閥、持っていないから派閥でないと言いますが、事務所なんていつでも持つことが出来ます。
ここを事務所にしようと言えば今日からでも事務所を持つことが出来ます。そんな形の話ではなく、実際に旧派閥単位で動いているのは事実です。旧派閥というより、派閥は解消されていないと思います。
3、何でもかんでも年齢のせいにする訳ではありませんが、国会中継を見ていたら、孫が、おじいちゃんだらけと言った話を思い出して、国会議員も、ある程度の年齢になったら若い人に道を譲るべきだと思いました。デジタルやITなどの遅れも、年配者だからと言われても仕方ない感じもあります。疎外されて嫌々辞めるよりも、惜しまれて辞める事を考えてはいかがでしょうか。
4、派閥の問題って、顔見知りの付き合いじゃなくてお金が絡むことだと思います。そしてお金が絡むから、派閥内にヒエラルキーが出来てしまう。自分の地域の代議士が派閥の親分に頭下げてるのを見ると腹が立ちます。しかし顔見知りの付き合いと言われれば否定出来ないのも現実です。浜田さんの言うことこそ耳当たりの良い、ある意味ポピュリズムとも言えます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1e8cda7928be4719e5bee9f12386b7ce8a6dfe62,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]