F1グランプリの開催権料が年間100億円を超える最新相場が明らかになり、大阪の誘致計画に大打撃を与える可能性があります。昨年、大阪観光局はF1誘致を表明し、関西万博の会場跡地である夢洲を候補地に挙げていました。しかし、開催権料の高騰により、実現が困難になる懸念が浮上しています。伝統ある欧州のサーキットと異なり、新興サーキットには高額な開催権料が必要で、大阪GPの場合、5年契約で総額500億円を超える可能性があります。
このニュースを受け、多くの人々が大阪GP開催について悲観的な見方を示しています。
F1開催権料の高騰は、大阪GPの実現に大きな壁をもたらしています。これは、開催権料体系に内包される制度的な欠陥と言えるでしょう。まず、新興サーキットに対する不釣合いな高額請求は公平さに欠けています。開催権料の一律基準を設け、地域の経済発展に応じた柔軟な料金設定が求められます。また、F1側の商業的利益追求が過度でないか再考が必要です。さらに、地元自治体と協力した資金調達モデルの構築も重要です。これにより、F1は多くの都市でその魅力を広め、文化交流を促進する機会を得られます。「夢かカネか」との選択ではなく、どれだけ多くの都市がこの舞台に立てるかがF1の未来を決めるのです。この問題に正面から向き合い、スポーツの真価を問うべき時です。
ネットからのコメント
1、そもそも万博跡地程度のさほど広くない場所に、F1グランプリを開催するために必要となる国際自動車連盟(FIA)が定めるサーキット用免許の中のトップグレードであるFIAグレード1ライセンスが取得できるような立派なサーキットが作れると思っているのだろうか。FIAサーキットライセンスは、FIA管轄のカレンダーに登録する上で必須であり、サーキットを構成するあらゆる要素に対して細かい基準が定めており、取得のためにはFIAの査察を受け基準を満たしていることを証明する必要がある。グレード1を持っているのは国内では鈴鹿と富士の二か所しかなく、維持するのに非常に大きな努力が必要である。大阪は本当にそこまでのことを考えて誘致を行っているのであろうか。あのモナコモンテカルロ市街地コースだってちゃんとグレード1を取得したサーキットなのに。
2、大阪府民でも鈴鹿サーキットまで100〜150kmの90〜120分程の日帰でも何とかなる距離。アクセスも新名神や名阪国道に近鉄等あって便利ですからね。わざわざ大阪で…思う人は少ないのでは?
3、アクセスの悪いところしか作れない、サーキットみたいにコスパが悪く、マイナー競技しか使いようもなく、汎用性の低い設備作る莫大な費用作るなら、五万人収容の全天候型多目的競技場作って年がら年中イベントするほうが、余っ程か街が潤う。
4、このようなビジネスは、商売利権が大きく絡んでいます。ビジネスは単純で、人気スポーツを欧州利権で誘致。儲かるのは欧州で、日本は口利きビジネスの利権になる。これでは金が欧州、口利きビジネスに流れるだけ。典型的な最近の日本型口利きビジネスです。そうではなく、日本固有、日本から世界に売り込めるような、日本人に金が落ちるビジネスが必要です。政治が絡むと、このような利権ビジネスが増えますね。税金が食い物にされます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/22d33819f6e319dab7fe3ecfae74d9ea0674bb6c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]