福島県弁護士会の三瓶正会長は2025年8月7日、選択的夫婦別姓制度の導入を求める会長声明を発表した。声明では、現行の民法750条が形式的には夫婦どちらの姓を選ぶことができるとされているものの、2023年の婚姻届提出者の約95％が夫の姓を選択したと指摘。この状況は、多くの女性に改姓を強い、アイデンティティーの喪失や生活上の不利益を強いる結果を生んでいるとされている。

さらに、憲法24条で定められた婚姻における個人の尊重や両性の平等を侵害しているとの立場を明示した。

現在の法制度は、現実に即していない不平等な状況を作り出している。選択的夫婦別姓の導入が長らく議論されてきたが、遅れが続いている。その根本的な原因は、社会の伝統的価値観が強く影響しているためだ。しかし、個人の自由と尊重が重要視される現代において、これを無視することは許されない。選択的夫婦別姓を早急に導入し、社会の多様性を反映させるために以下の対応を求めるべきだ。まず、政府は法改正を進め、選択肢を広げるべきである。次に、個々の選択を尊重するための教育と啓発活動を強化し、伝統的価値観に依存しない社会を築くべきだ。最後に、法改正後の実施を円滑に進めるため、役所の運用体制を整えることが急務である。選択的夫婦別姓が実現すれば、婚姻における平等な立場が確立され、男女間の不公平を解消する一歩となるだろう。

ネットからのコメント

1、なんでこんな福島ローカルの記事をYahooニュースは取り上げて宣伝するのだろうか。参議院議員選挙の争点にすらならないのに、無理矢理、少数派左翼のインテリ、マスコミ・識者がゴリ押ししている印象しかない。

「多様性」の合言葉で少数派の少数派による少数派のための政治を立民や共産の左翼政党が主張して、マスコミ・識者が支える構図。多数派の右派日本国民が支持することはない。

2、名前変わったらアイデンティティがなくなるからやけ？結婚したら長くいると妥協しなあかんとことかでてくるけど。選択制にしたら離婚しやすいって事かな？そもそも自我が強そうやからうまくいくんかな？って疑問もあるんやが。弁護士会ならそんな事より犯罪被害者の権利についてもっと考えてほしい。

3、賛成派、反対派ともに説得力が無い。だから数十年も棚晒しになったのだと思う。通名使用で問題はほぼ完全に解決出来る。戸籍制度が無くなるわけは無く、暴論。一人でも不便や不利益を感じる度に法改正していては、莫大なコストの無駄遣いになる。常識的な考えの人はこれしきの問題にこだわらない。もっと大切な議論に国会や政治家を活用すべき。

4、＞2023年に婚姻届を提出した夫婦のうち約95％が夫の姓を選択したと指摘。多くの女性が改姓を余儀なくされ、アイデンティティーの喪失や生活上の不利益を強いられており、婚姻における個人の尊重と両性の本質的平等を定める憲法24条に反すると主張した。

辯護士会さんよ～。日本人夫婦のうち、どれだけの方が氏変更を強制されたかの証明をするのが先でしょうに。日本人夫婦3139万4千組（同居夫婦）の内、2000万組くらいの方達が強制されて嫌だったというなら世間の対応も違うだろう。95％が夫の姓を選択したとあるが、了承して夫の姓を選択したともとれます。多くの女性が改姓を強いられた証明にはなりません。選択的夫婦別姓に賛同している極少数の方達の為に、法改正は必要ありません。