2018年1月、滋賀県で看護学生の桐生のぞみ(31歳)が母親のしのぶ(58歳)を殺害し、遺体を解体・遺棄する事件が発生した。のぞみは母親から9年間にわたって医学部進学を強要され、浪人生活を送っていた。看護学科に進学した後も、助産師になることを強制され続け、精神的に追い詰められた。母親からの苛烈な教育虐待やLINEでの暴言、スマートフォンを壊されるなどの屈辱的な言動が続き、最終的に殺意を抱くに至った。
裁判で殺害は否認されたものの、懲役10年の判決が確定。教育虐待の深刻さが浮き彫りになり、社会全体での再評価が求められている。
この事件は、教育虐待という深刻な社会問題に焦点を当てる必要があります。母親が娘に対して過度な期待を押し付け続けたことが、悲惨な結果を招きました。まず、教育の名を借りた精神的支配がどれほど有害であるかを認識する必要があります。特に、個人の進路選択や自己実現を奪う行為は、子どもの心を深く傷つけ、極端な行動を取らせる要因となり得ます。また、親子間での適切な距離感やコミュニケーションの重要性を再認識し、心理的支援やカウンセリングを提供する制度の確立が求められます。学校や地域社会が協力し、家庭内の問題を早期に発見し、適切に対応する体制の強化が不可欠です。この事件から学ぶべきは、教育が子どもの幸福と成長を支援するものであるべきだという価値観の再確認です。
教育虐待を黙認してはなりません。この悲劇は、社会全体で問題を直視し、変革を促す契機となるべきでしょう。
ネットからのコメント
1、昨日のテレビでもありましたが、毒親というのは存在するんですね。本人もモラハラ、DVを受けて育っており、連鎖していくのが分かります。どこかで連鎖を断ち切らないと不幸な子供がどんどん増えていきます。彼女は毒親から解放されて、これから幸せを掴む方ができるでしょうか。頑張って生きていってほしいです。
2、自分にできない事を子供に無理にやらせちゃ駄目だと思います。子育てしてみて思ったけど子供って小さい頃から悪い所も含めて本当に親に似ると思います。自分も妻も頭が良くないので自分なりにある程度がんばってくれさえすれば寛大な心で見守ろうと思ってます。
3、毒親のために人生を犠牲にしなければならなかったのに、10年判決はちょっと重い気がする・・・。逃げる道もあったのに殺害に及んだから責任は重いというのもわかるけど、精神を患うまで追い詰められていたことはもう少し汲んであげてもよいのではないかとも思う・・・。
母親に支配されていた地獄の期間もふくめると、懲役30年くらって、その残りがあと10年あるんですよっていわれてるようなもんじゃないか。むずかしいね。
4、うちはギリギリのところで回避できただけなんだなってぞっとしました。医師ではないですが、母が目指したかった芸術の道を強要されて生きてきました。偶然にもストレートで入学できましたが、その後は教員免許も強要。(家で監禁されていた時期もあり単位は落とす)就職も母が勝手に面接を決めてきました。9浪ってそうとう無理があったのでしょう。自分の知っているお子さんでも、医学部6浪でした。辛かったでしょうね。娘さん。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6f6e74101caf920e31c257c0fc6c20da4af3b3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]