タイとカンボジアの国境で再び緊張が高まっています。10月にアメリカの仲介で和平合意に達した両国でしたが、その後タイ側が合意の履行停止を表明し、緊迫状態が続いていました。8日、タイ軍はカンボジア軍からの攻撃で兵士1人が死亡、4人が負傷したと発表し、この報復としてカンボジアの軍事拠点への空爆を行いました。一方で、カンボジア側はタイが先に攻撃をしたと主張し、応戦はしていないとしています。
両国間の外交的努力の欠如がこのような衝突を引き起こしたとの見方もあり、今後の情勢に国際社会も注目しています。

現状の国境紛争は、地域の安定を揺るがす大きな問題です。和平合意があるにもかかわらず、実行がされていない現状は嘆かわしいです。制度の欠陥が明らかであり、政治的合意が戦場で無視されていることがこの事件の根底にあります。1つ目の解決策として、国際監視団の導入が求められます。これにより両国の行動を監視し、客観的な報告をすることで定性的な政治的圧力を高められます。次に、非武装地帯の設定が有効です。衝突が頻発する緩衝地帯を設け、物理的な接触を最低限に抑えられるでしょう。最後に、国際法に基づく調停を活用することです。これにより、両国が感情的に対立するのではなく、合理的かつ法的な解決策を見いだせる可能性が高まります。
戦争は誰にも利益をもたらさないことを忘れてはなりません。
ネットからのコメント
1、国境紛争にありがちな双方が攻撃を始めたといういつものパターンですね。盧溝橋事件のようですが、真相はどちらかが嘘をついていて、どちらかが本当のことを言っている。軍事力ではタイ側がカンボジアより優勢なのでカンボジア側としてはエスカレートさせたくないでしょうね。しかしこの国境紛争はASEANなどが協調して介入するなどして、国境監視軍かなにかを配置しないと鎮静化しそうにないですね。
2、6年ほど前にカンボジア旅行に1週間行きました。日本語が話せる現地ガイドの方を4日間雇ってあちこち周りましたが、その方も「いつまでこの安定が続くかわからない」とはっきり仰ってました。そして、政治の不安定を痛感したのは、年配の方がほとんどいなかった。栄養状態や医療問題もあるでしょうが、ポルポト政権で多くの人が殺されたからだと聞きました。多くの遺跡群を見て回りましたが4日程度では見切れず、いつかまた行きたいと願っていましたが、なんとなく想像していた通り、わずかな政治安定の隙間に運良く行けただけなんだろうなと、ここのところ痛感しています。
現地の街の人たちは発展途上国の純朴な方々が多く、ごく一部の政府や軍を牛耳ってる人たちが異様に悪い人たちと、なんとなく感じています。タイにも何度か行っていますが、カンボジアは国力で全く敵うわけがない。美しい国なので平和を祈ります。
3、中国の件で日本は世界に宣伝するいい機会だという意見が多いけど、その人たちはこのタイとカンボジアに関心はあるんだろうかどれくらい関心があるんだろうかこの2カ国はすでに戦争状態なのに同じアジアの日本でさえ少ししか報道してない白人社会は未だにウクライナとガザが中心だと思うアメリカもベネズエラを侵略しそうそんな中で「中国の悪事を世界に知ってもらう」というのは無理だと思うそれに、知ってもらったところで日本の味方をしてくれるとは限らないどころか敵を増えるかもしれない
4、国境未確定の係争地、ブレアヴィヒア寺院がユネスコによる世界遺産登録で、国境紛争が一気に激化してしまった。皆様ご存知のようにカンボジアは極めて中国の依存度が高い。そしてユネスコも中国の資金依存度が高く、合衆国が一時脱退したほどの有様です。
タイは西側の陣営であると思う人が大半ですが、事実はそうではありません。タイの北部は中国の資金流入が激しく、事実上中国の経済支配圏と言えます。また、タイ人は日和主義のような態度をとりがちで、旨味の強い支援にたなびく傾向が強い。この紛争問題は、論理的な解決が期待でき無い、母性原理の後進国の紛争を利用して、一帯一路戦略を実行する中国が、影でかき乱している状態です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/27a52133c3c4a02b607251bb30361504be74e670,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]