農林水産省はコメ政策について、「需要に応じた生産」を法律に盛り込む方針を決定しました。過去にはコメ増産を目指す政策がありましたが、生産量不足による価格暴落を避けるため、再び政府主導の生産調整に回帰することとなりました。法律化されれば、政権交代による政策の変動を防ぎ、農家が需給を見ながら生産を自己判断することを促します。これにより農家は安定した価格での取引が期待され、政策の持続性が図られる予定です。

現行のコメ生産政策は、政府による需給予測の難しさが露呈したと思われます。法制化によって、頻繁な政策転換を防ぐことは表面的には安定をもたらすかもしれませんが、制度の枠に依存するリスクは無視できません。自由な市場調整が不足すれば、農業の創意工夫と市場のダイナミズムが抑制される可能性もあります。この政策を成功させるためには、具体的な対策の実施が必要です。まず、農家への現場の意見を積極的に取り入れること、次に、需給予測の技術向上を進めること、そして地方農業の支援を強化することが求められます。政府主導の生産調整が貴重な自然資源と市場を活性化するものとなるかは、これらの施策にかかっています。農業の未来を見据えた上での構造的改革が求められます。

ネットからのコメント

1、マーケットに任せると言っているなら、生産にも国が口出すべきでない！法律に定めるなんて頭がおかしい！！自由市場に国が介入するのか？お米券の何十倍の愚策。

そこまでして今後何十年も生産者を甘やかし、日本の稲作農業を衰退させるつもりか？結局、選挙の票のためとしか思えない。本当の自由市場にならないと、日本の稲作は強くならない。

2、需要は予測できても生産量は天候に左右される。天気予報の長期確率は30%であり、まず当てにならない。そんなレベルで正確な計画を立てれるはずがないのです。農水省を含め関係者たちは、外れても自然相手ですからと、どうせとぼける。こんな絵に描いたような餅を法案にするなんて、鈴木農相はピントがズレていないかな。正しくは、各国がやっている様に余分に計画して輸出で調整するのが理に適っていると思うよ。

3、なぜ方針を変えてはいけないのか。現場のためなんて嘘っぱち。国民に高い米を買わせるという方針を堅持するためだ。状況が変わっても状況の把握すら出来ず、方針を変えようがなく、改革が出来ない、する気もない、そんな役人が大臣で良いはずがない。農水省から出向しているような男を大臣にしたことがそもそもの間違い。いくら政府が画策しても、国民は高すぎる米は買いません！買わないことで抗議するしかない。

4、需要はどこを見て判断するのでしょう。記事にも載っているように需要を見積もるのは難しそうですが。在庫過多だから生産量減らすとか言わないでくださいね。今はただ米価格が高くて買い控えしているだけですから。潜在的な需要を推し量ってください。