静岡県伊東市で行われた市長選挙は、学歴詐称問題を抱えた田久保眞紀前市長の失職を受けてのもので、新たなリーダーを選ぶ重要な選挙となりました。14日に投開票が行われ、元市議の杉本憲也氏が初当選を果たしました。選挙には過去最多の9人が立候補し、激しい選挙戦が繰り広げられましたが、田久保前市長は杉本氏に3倍以上の差をつけられて落選。
午前1時を過ぎても田久保氏は報道陣の前に姿を見せず、「きょうは行きたくない」との意向を示していました。田久保前市長については、警察が公職選挙法違反の疑いで複数の告発を受理しており、今後の捜査の行方が注目されています。

田久保前市長の学歴詐称疑惑から新しい市長の誕生に至る一連の流れは、まさに制度の欠陥を暴露しています。まず、政治家の信頼性がここまで軽んじられてきたことそのものが異常です。学歴詐称は、公職者に課される倫理基準が甘すぎ、チェック機能が働いていない証拠と言えるでしょう。次に、教育機関や選管の審査が形骸化していることも見過ごせません。候補者の経歴についてもっと厳密に調査する制度の整備が求められます。そして、選挙においては信頼を失った政治家が再び立候補できる現状の法規制も疑問視されるべきです。
この事件を契機に、信頼される政治家像と公平な選挙制度を確立するため、1. 候補者資格の厳格化 2. インディペンデントな監査機関の設立 3. 有権者教育を強化する必要があると考えます。政治は行動と結果で評価されるべきであり、そのためにはまず信頼性の根底を整備しなければなりません。
ネットからのコメント
1、落選は当然のこととして、少なくとも伊東市民がまともな判断を下したことにまず安堵(といっても得票数が3位というのには呆れるが)もっともこれで終わりではなく、学歴詐称の捜査が粛々と進められ、1日も早い逮捕を期待したい
2、報道陣の囲み取材に応じる意向を示していましたが、「きょうは行きたくない」と姿を現さなかった。まさか当選すると思って取材に応じるつもりだったとは普通思わないが、この方の場合あり得る話だ。仮にそうであったとしても、駄々をこねる子供のような振舞いしかできない本性は変わらないようだ。
3、田久保氏は、卒業してないことを認め、謝罪してたら、市長を続けることができたと思います。おそらく在籍4年での卒業は、微妙ではなく、無理な状況であったと思われます。
だから、あのような行動をしたのかもしれませんが。4000票も入ったことに驚きましたが、田久保氏が市長の方が、自分にとって利益があるという人がそれなりにいるということでしょうか?
4、この期に及んで当選するかもと考えていたらしい田久保氏。その氏を過去に一度は市長にし、今回も4000票以上も投票した伊東市民。「選挙は魔物」と言われるが、選挙で魔物の様な存在を生み出してしまう危険性もあるとつくづく思い知らされた。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/04ee764c974661cb72f10861b3d67ef6582354a1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]