49歳の神乃毅さんは、医師を目指し11回浪人、8回留年、国家試験で5回不合格になるもSNSで「こんなおじさんでも夢を叶えられることを証明したい」と発信し注目を浴びています。広島大学医学部に29歳で合格後、周囲との人間関係に悩み、43歳で卒業。現在、塾講師のアルバイトをしながら月16万円で生活し、毎日7時間勉強。精神科医を目指しており、うつ病経験から同じ病を持つ患者に貢献したいと語ります。
神乃さんは経験者の新開貴子さんから「試験に全力を費やすこと」とアドバイスを受けます。彼の挑戦には応援の声と批判の声が入り混じり、医師としての未来に不安を抱えています。

神乃さんの挑戦は、夢に対する情熱と粘り強さを示す一方で、社会が抱える偏見や年齢によるハードルと直面しています。「高齢者が医師になることへの懸念」は医療現場での価値観の変革を促します。現状として、高齢者を新人医師として受け入れる土壌がまだ整っていなかったり、若者に対する既存の枠組みが影響している可能性があります。解決策として、医療機関は柔軟な人材採用ポリシーを設けるべきです。また、年齢に関わらず能力を評価するシステムの導入、教育機関と医療機関が年齢に対する偏見を打破するための啓蒙活動も必要です。この件は、挑戦する意志がある者に対して社会がいかに公平であるかを問う機会です。
夢を奪うのではなく、その情熱を社会的価値創造に結びつけるべきではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、ちゃんと日本の医師になるための仕組みの中で医師になっているので他人がどうこう言う必要はないと思いますが、こういうところに出るということはある程度言われても仕方ないでしょう。私は非医系学部を卒業して一般企業で10年ほど勤務した後に医学部に入り直しました。勤務をしながらの受験だったので浪人という期間はなく、経済的に困ることはなかったです。蓄えもそれなりにあったので学生時代もそれほど困りませんでした。昨今は入試における年齢の壁も見直されています。ただ、いざ初期研修医や後期研修医、あるいはその後病院に勤務するとなるとやはり年齢の壁はあります。それらは受験とは違い雇用される立場にあるため、病院の都合で選抜する訳ですから、逆の立場なら体力があって吸収力のある若い人間を採用したい訳です。自らの人生経験を武器にできなければなかなか厳しいと思います。
2、大学時代に人間関係が上手く築けなかったということは、今後も同じ轍を踏むことになると安易に想像できます。
話しかけて無視されるというのは年齢の点だけでとは思えないし、夢を追うことで人に迷惑かけてないから好きにしたらいいけど、一般的には変わった人と見られるのでしょうし、そういう雰囲気や空気が無視される根本なんじゃないかと思いました。何の仕事でも、実力があってもコミュニケーション取れない人は厳しいと思います。
3、国公立大学医学部出身者の多くは医師国家試験合格より医学部合格のハードルが高かったと思う人が圧倒的に多いはず。医学部の勉強は、大学入試数学解くよりずっと簡単だけど覚えることがそれなりに多いので労力はいる。効率良く勉強するには過去問入手や授業内容をきれいにまとめた女子学生ノートのコピー入手など情報収集が鍵で、その情報収集には同級生や先輩とのコミュニケーション能力が重要となる。大学入試突破能力とは別な能力が在学中問われるのだ。そしてコミュニケーション能力は臨床医としても重要。厳しい言い方になるが、この方はそのコミュニケーション能力が著しく欠けてるのでは?また臨床医は学生時代には想像できない大きな精神ストレス抱えることもしばしば。
この方は精神耐性もあまり高くなさそうに思える。コミュニケーション能力と精神耐性の問題によりこの人は臨床医に向いてない可能性がとても高そうと考えた。
4、私はとある地方の国立大学医学部出身ですが、30歳~40歳の学生は一人や二人ではなく、ごく普通の光景でした。皆さん、もともとの職業も多岐にわたり、会社員、官僚、自衛隊(陸海空全部そろってた)、ほかの医療職、医学部専門予備校の講師、変わったところでは海外でその日暮らし(現地でガイド)していた人、とか、もうそれは個性豊かな方々でした。この方に足りなかったのは社会経験なのかもしれない?と感じました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8827ec467481d0cd7bbab407d79276e48fab211d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]