マリア・コリーナ・マチャド氏は、2023年10月にノーベル平和賞を受賞しましたが、ベネズエラ政府による10年間の渡航禁止措置のためオスロでの授賞式には出席できませんでした。代わりに娘のアナ・コリーナ・ソサ・マチャドさんが代理で授賞し、民主主義と自由のための闘いの重要性を訴えました。長年の潜伏生活を続ける中、2024年の大統領選挙に向けて野党予備選で圧勝したものの、マドゥロ政権は選挙結果を不正と主張し、出馬を阻んでいます。
ハーラル国王も臨席した授賞式では、マチャド氏の写真が掲げられ、受賞の意義が広く称えられました。

この状況を見て感じることは、民主主義が一国の政権により脅かされているという異常さです。マチャド氏への渡航禁止は、個人の権利侵害であり、民主主義の理念に反します。この事態はベネズエラの政権が国民の声を抑圧し、権力を濫用していることを示しています。
まず、国際社会はマドゥロ政権に対し、政治犯の釈放と自由な選挙の実施を強く求めるべきです。また、各国は民主主義を支持するために圧力を加え、ベネズエラ国内の市民が自由に国際的な助けを受けられるような制度を設ける必要があります。さらに、国際的な対話と協力を促進し、ベネズエラの人々が安全かつ公平な選挙を行える環境整備を急務とすべきです。
この状況は、民主主義の重要性とその脆弱性を改めて示しています。
自由を守るための闘いは、個人だけでなく国際社会全体の課題であり、ここでの行動が未来の希望を支える鍵となります。
ネットからのコメント
1、ノーベル賞の受賞により、この方の命がより危険に晒される事が起きない事を望みます。今の時代はその辺りまで考えておかないと、ノーベル賞さえ喜べない。そんな危険な時代になっている事に驚きさえ感じています。
2、冗談抜きで命の危機に晒されている人物と言って過言ではない。マドゥロ大統領という実質独裁者みたいな人間が政権を牛耳ってるわけで、独裁者が自身に異を唱える物を粛清するのは自然な流れ。所在不明というのも捕まらないように拠点を隠して活動しているとも捉えられれば、それとは別に消されたか見張られているか幽閉されているか等の可能性もある。今後マチャド氏が消されることがあれば、いよいよベネズエラが危ない国ということになる。
3、身に危険が及ぶ恐れがあるために受け取れないとすると受賞しても嬉しくないし、さらに身の危険の度合いが高くなるのでは?この方の平和活動を評価したなら、名ばかりの賞よりも活動の支援や身の安全の保障について考えてあげるべきだと思う
4、ベネズエラの政治についてはよく知らないのだが、一般的に言って野党であろうと政敵であろうと発言や平和的行動の自由は保障されるべきだと考える。マチャド氏のみならずベネズエラ国民の人権を憂慮する。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7448e64329765fafaf901a4b96bfe1096e4e5007,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]