中国は現在、GDPが世界第2位であり、軍事的にもアメリカと競り合う力を持つ大国となっていますが、習近平政権下で強烈な被害者意識をもつことが指摘されています。これは、アヘン戦争をはじめとする歴史的な屈辱が、今もなお中国の心理に影響を与え続けていることが原因とされています。習近平はこの被害者意識を背景に、独裁体制を強化し、アメリカと対峙する準備に力を注いでいます。

中国がいかに豊かになっても、いじめられるという恐怖から、自国を強くするために力への信奉を強く持っています。

習近平体制下における中国の強烈な被害者意識は、歴史的な屈辱によるトラウマが根深く影響していると言えます。この意識は、中国がいまだに過去の失敗を糧にし切れていないことを示唆しています。まずは、教育を通じて建設的な歴史認識を促進することが必要です。次に、透明性のある政治体制への移行により、多様な視点を取り入れることが可能となり、閉塞感を打破することができます。また、国際社会との協調関係を強化し、他国との間に積極的な対話の場を設けることで、中国内部の不安感を軽減できます。中国の成長は世界にとっても重要であり、このような変化が進むことで、国際社会における中国の立場をより良い方向へ導く鍵となります。

中国が過去の傷から解放され、真に強い国となることを期待しています。

ネットからのコメント

1、被害者意識はそれほど大きくはないと思う。沢山の政敵を葬り、天安門で多くの国民を傷付けた共産党は今の体制を絶対に維持しなければ命に関わることだと知っているから。中国政府は、安定を最優先事項としており、共産党の一党支配体制を脅かす可能性のある国内的・国際的な課題に対して非常に敏感に対応しています。

2、中国は「被害者」を名乗りながら、南シナ海や台湾で強引に振る舞っています。一部の人だけが豊かになり、大多数は格差や不満を抱えています。欲望を止められず、満たされないまま暴走する危うさがあります。同情よりも、現実を直視して備える姿勢が必要です。

3、どちらかというとヒトラーの発想に近いのじゃないか？以前虐げられた(と思ってる)のが許せないと。逆に足元にひれ伏させて支配しない限り満たされることはない。アフリカや各地で差別的行為をしていることから漢民族至上主義みたいなのもあるかもしれない。今のところ実際に武力を以て本気の武力侵攻はしていないが、ロシアウクライナの帰結の情勢によってはおっぱじ始めるかもしれない、と日本人や台湾人、東南アジアやインドの人々も少なからず危機感を持ってると思う。

4、この記事で触れられていない重要ポイントが1つ。中国は“被害者”を名乗りながら、同じ手法で他国に加害している。・南シナ海での実効支配・台湾への軍事威圧・少数民族の弾圧・経済制裁や“パンダ外交”での恫喝…アヘン戦争のトラウマを口実に、今度は自分たちが“列強ムーブ”している矛盾。しかも武田氏は元TBS。この構図を語りながら、「今の中国の攻撃性は、歴史的被害者意識が原因」→ だから“理解すべき”という空気感をメディアが作るのが最大の問題。必要なのは“理解”ではなく、冷静な現実認識と、弱者ムーブに引きずられない国防意識。