事件概要:今夏の甲子園は広陵高校の暴力問題により影を落としたが、決勝進出校の日大三校と沖縄尚学は、上下関係が緩やかな風通しのよいチームとして注目を集めた。日大三の前監督、小倉全由さんは「下級生をいじめることはかっこ悪い」と指導し、三木監督の下で、選手たちは互いに仲良く寮生活を送る。沖縄尚学では嶺井駿輔投手が「先輩後輩関係なく、グラウンド内では壁がない」と語り、チームの和を強調。
両校は実社会の組織運営と共通する風通しの良い雰囲気を持ち、令和の強豪校の新たなトレンドとして注目されている。
コメント:広陵高校の暴力問題が浮き彫りにしたのは、従来の厳しい上下関係がいかに学生スポーツにおける健全な成長を阻害するかということです。日大三と沖縄尚学が示す調和あるチーム運営は、古い体質を刷新する希望の光となるでしょう。しかし問題は、それが一般化していない点にあります。学校やスポーツ界全体での迅速な方針転換、意識改革が必要です。具体的には、教育機関での対話促進プログラム、指導者向けの研修制度、そして透明性の確保を進める監督評価システムの導入など、制度的な支援が求められます。過去の不幸な事件を活かしつつ、未来のスポーツ界が持続可能な健全な競争環境を築くことが何より重要です。
ネットからのコメント
1、指導者の方向性で全てが決まるからね、こういうのは…でも今回の件で、部内のいじめに対する対処のやり方を間違えると、大問題になるという共通認識が出来上がるのならいい教訓になるというもの。縦社会の維持はある程度必要だとは思うけど、維持のためにいじめを使うのは不適切な対応だと、指導者側だけでなく生徒側にも警鐘が必要だと思う。
2、自分は2つ上の代に兄がいたので、1年生のうちはそれ程でもなかったけど、2年生になって試合に出るようになったら、メンバー外の3年の風当たりが強かったなあ。自分が3年になった時はキャプテンが「いじめとかシゴキをしても強くならない、やめよう」と言ってなくなったけど。その時の下級生ともすごく仲がよくて、30年たったいまでも付き合いがある。
3、比嘉監督も絶対にいじめやしごきは許さん、って言う雰囲気を感じさせてくれるし三木監督も四半世紀小倉監督を見てきていい部分を継承していいチームを作ってきた感じ。沖縄尚学も日大三高もいいチームだからどちらが勝ってもいい戦いをして欲しいね。
4、ラグビー最強チーム帝京大学では、四年生が掃除洗濯から全ての雑用を担当すると言う。一年生には、より楽な環境で、勉学と部活と寮生活をさせる意図の様です。この辺りが学生部活の本来の在り方のヒントが有る気がする。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4387f34625cbaae8704301e1a75ef0e489ba267c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]