中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射問題をめぐり、中国国防省が日本を強く批判しています。報道官は、中国側が提供した証拠には否認の余地がないとし、日本側の対応を非難。具体的には、中国が日本に通知したとされる音声で、艦載機の飛行訓練の詳細を伝えた後、日本側が再確認を行ったと主張。また、この状況において日本が複数の航空機を派遣し、訓練海域へ侵入したことで、双方の安全が脅かされた責任は日本にあるとしています。

この問題で、日中間の批判の応酬が続いています。

これは、国際安全保障上の深刻な問題です。中国国防省の発言からは、日本側が中国の訓練に干渉し、意図的に緊張を高めたかのように見えますが、日中双方の主張が食い違う以上、真相は一筋縄では解決できません。ここでの問題は、両国間のコミュニケーションの不足と、その背後にある国際関係の複雑さです。これを防ぐには、まず透明性のある対話を築くことが必要です。1つ目は、軍事情報のリアルタイム共有を可能にするホットラインの設置。2つ目に、互いの訓練に関する情報公開の基準を整える。そして3つ目に、定期的な相互訪問と共同訓練を通じた信頼構築を進めることです。相互不信が続けば、誤解から生まれる衝突は避けられません。地域の安定を守るためにも、政治的利益を越えて安全保障に向き合う姿勢が求められています。

ネットからのコメント

1、そもそも、この通告にしたって事前というより直前ですし、内容も現場レベルで『これから訓練する』って無線に事務的に『（内容はともかく受信を）了解』って返事してるだけなんだよね。中国側は自分達が発起人となって作った、レーダー照射を行なってはいけないとする国際規定を自ら破っちゃったもんだから、論点ずらしに躍起ですね。振り上げた拳のおろし先が見当たらない今、高橋洋一さんが指摘するように、中国の在留日本人が不当に拘束されるのも時間の問題な気がする。

2、具体的には、中国側が公開した日本側に通知したとする音声にあるやりとりの後、「艦載機飛行訓練を午後3時に開始し、およそ6時間、空母の南側の海域で実施すると通報し、日本側が再度受信を確認した」と主張しています。本文引用その通信のあとに再度言いました！なんて関係ないんですよ。訓練開始する直前じゃなくて、もっと前に通知しろって事。事前通知なんて言わないんだよそんなに必要ない直前じゃ。内容も不十分だし。さらには、問題の本質はレーダー照射たがら、いつ事前通知したかは関係ないんですよ。

3、今回の中国側発言で重要なのは誰が正しいかを感情的に言い合うことではなく論点が意図的にずらされている点だと思う問題の本質は訓練を通報したかどうかではなく自衛隊機に対するレーダー照射という極めて危険な行為があったかどうかそれにもかかわらず中国側は事前通報の有無や音声のやり取りに話題を移し論点を細分化して責任の所在を曖昧にしている一方で日本側も強い言葉を抑えつつ反論しており外から見れば子供同士が細かい言い分をぶつけ合っているように映ってしまう構図になっているしかし国際社会が見るのは言い分の量ではなく危険行為を行ったかどうかという一点論点を下げ続ける議論にメディアまで付き合うべきではなく本質を冷静に示し続ける姿勢こそ今 日本に求められていると思う

4、たとえ事前の「通報」があったとしても、その内容が実際の行動と一致する保証はありません。軍事の世界では最悪の事態を想定して自衛行動を取るのは常識であり、それを「妨害」と決めつける中国側の論理はあまりに自己中心的です。

そもそも、レーダー照射という行為自体が偶発的衝突を招きかねない極めて危険な行動であり、通報の有無で正当化されるものではありません。自らの威圧的行動を棚に上げ、日本に全責任を押し付ける姿勢は、国際ルールを軽視し力で現状変更を図ろうとする中国の体質を如実に示しています。冷静さを欠いているのは、どちらなのかは明らかでしょう。