このコラムは、がん研有明病院院長補佐の高野利実氏が食事とがんの関係について論じています。彼は「食事ががんの原因や治療に直接影響しない」という考えを提示し、がん患者に対して楽しく食べることを推奨しています。高野氏は、新しい学問分野「栄養腫瘍学」の存在をもとに、科学的に食事とがんの関係を探る重要性を強調しています。また、がん患者が食事を楽しむことの大切さを訴え、管理栄養士の役割を再評価しています。
高野氏は、自責感を抱える患者に「食事とがんの関連を思い悩まなくてもよい」と助言し、食事を楽しく摂ることが生活の質向上につながると語っています。高野氏は、食事療法の効果が実証されていないことに触れ、自然な食事を楽しむことを推奨しています。
がんと食事に関する議論は非常に繊細です。多くの患者は、自分の食生活が病気の原因だと自らを責め、食事療法に走ることがあります。しかし、専門家によると、食事とがんの直接的な関係は限定的であり、食生活ががんの主原因になる可能性は低いとされています。自分を責める必要はまったくありません。むしろ、食事は心の安らぎを得る時間であり、無理な食事制限よりも楽しく食べることが大切です。私たちのように毎日食事のことで悩むことのある人々にとっても、気持ちに寄り添うアドバイスが求められます。
私自身、健康問題に直面したときに「どうしても食べたいもの」は重要でした。そんな経験から、一人ひとりに合った食事を見つけることが重要だと感じます。焦らず、楽しく食事をすることが心身の健康につながります。その先に希望があります。
ネットからのコメント
1、そりゃ発癌性物質を摂取しまくればリスクは上がるでしょうが、それでなくてもガン細胞は毎日身体のあちこちでできていて免疫により都度排除されているそうですから、体を弱らせたままでいること(過労とか生活習慣病とか)の方が良くないのでしょう。なお日本人のガンが増えているのは高齢化と検査の精度が向上したことが大きい。ヒトは生物としては30〜40ぐらいで子を産み育てて野生寿命を迎えて個体としての役割を終えていたはずですから、現代のように70とか100まで生きていればあちこちガタが来てもおかしくない。
人生の終盤にガンと付き合っていくのはある程度しかたのないことでしょう。
2、高野先生、ありがとうございます。乳がんステージ4で働きながら抗がん剤(エンハーツ)治療中です。体に良い野菜やたんぱく質をバランス良く摂取しなければいけないと言われ続け悩んでました。独身、61歳のわたしには経済的に抗がん剤を続ける事すら難しく食生活など二の次です。毎日バランス良いものなど摂れる訳もなくこんな食生活ではまたがんが再発するのではないかと不安な日々を送っていました。先生のお話が全てではないにしても気持ちが楽になり治療も頑張れそうです。ありがとうございました。
3、四毒四毒と声高らかに連呼してる先生もいらっしゃいますが、たとえそうだとしてもその四毒となっているものを一切取らないで生活したら私は生きてる楽しみもないような気がします。私の人生にとって食というのはとても大事な楽しみの一つ。節制しながらもお酒をたしなみ、その四毒と言われる食材の料理も食べて人生を楽しみたいと思っています。
4、確かに食事を必要以上に気にするのは良くないが、それでも長年加工食品中心の食生活ではガン罹患のリスクはあがるだろうし、そのように罹患した人がいきなり健康的といわれる食生活にしたからといってガンが消えてなくなることも考えにくい。
でも食生活が健康な人生の大きな部分を占めていることに間違いはないと思う。だだ何事もバランスが大事、ストレスがかかるほど極端なことはしないことだね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/42a61f9b7c4c3a708f90075ed38936a7549f48d8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]