中国の王毅外相は8日に北京でドイツのワーデフール外相と会談し、日本に対する批判を展開しました。王氏は、日本が戦後80年経っても侵略の歴史を反省していないとし、高市早苗首相の台湾有事に関する発言が、第二次世界大戦の結果と国際秩序に挑戦するものであると非難。会談では中国側への理解と支持を求めるとともに、台湾独立の動きに対する反対を明言するようドイツに求めました。
ワーデフール氏は「一つの中国」政策を支持する立場を崩さないことを強調しました。また、ウクライナ問題についても意見交換が行われ、中国の影響力への期待が示されました。

一連の中国の動きは、国際政治の舞台での戦略的広報活動の一環としての色彩が強いと言えます。特定の国を名指しで批判することは、外交上の緊張を高める可能性があり、各国の外交政策に対する慎重なアプローチが求められます。まず、歴史認識問題に関しては、第三者的な仲介や教育プログラムを通じての交流を促進することができるでしょう。また、台湾問題に関する過度の軍事的関与や発言を避け、対話を通じた平和的解決を重視することも重要です。さらに、多国間の国際会議や専門家による政策対話を設けることで、相互理解を深め、国際社会全体での規範形成に寄与することが期待されます。
中国の要求がどれほど国際社会に受け入れられ、実際に影響を与えるのかは、今後の情勢次第ですが、両国間の継続的な対話と協力が鍵となるでしょう。
ネットからのコメント
1、まず第二次大戦に勝利したのは中華人民共和国ではなく中華民国(台湾)です。当時は中華人民共和国なんてありませんでしたから。それと戦後においてはアジア各国に莫大な資金を投じてインフラの整備や技術協力を行いました。ましてや直接戦争や紛争に関わっていませんからね。一方で中華人民共和国は建国以来周辺国を武力侵攻したり中国人民を大量に粛清したり核開発をしていますよね。ここまでの差があるとどちらが正しいかドイツには分かるとは思いますけどね。
2、この会談の様子のニュース映像見てると中国外相の批判に対しドイツ外相他参加者の顔がしらけた様に見えました、ドイツもレーダー照射を受けた経緯がある事から今回の状況を把握し一様話を聞いている感じでは無いでしょうか。
3、反省するとは、中国の言いなりになることか?アメリカも頼りにならないことが分かった以上、日本は核武装も含めて、あらゆる選択肢を排除せず、中国の侵略主義から自国を守る決意をするべき。
4、中国の前で一つの中国を口にするのは、ドイツのよくある外交スタイルであって、日本を嫌っているわけじゃない。ドイツは中国市場を失いたくないから表向きは刺激を避けているだけで、本音では中国の拡張にしっかり警戒している。実際に独空軍や海軍を日本に派遣して安全保障の連携を強めているのがその証拠。今回の件は中国が高市首相の発言をネタに欧州へ宣伝を仕掛けているだけで、ドイツが同調したわけじゃない。欧州が日本を嫌っているというのは完全な誤解で、むしろ安定した民主国家として普通に信頼されている。外交の社交辞令を本音と取り違えると、中国の思惑に乗せられるだけだね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6f2a7ff84df1b2ac23b14c69a04207679be9f316,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]