トランプ米大統領は5日、日米協議で合意された日本からの対米投資5500億ドル(約81兆円)について、「野球選手の契約金のようなものだ」と発言し、米国が自由に扱える資金だと認識を示しました。この発言は日本側の立場と食い違い、日本側はこの金額が米国の指示で行う投資額ではなく、政府系金融機関の出資や融資、融資保証の合計であり、実際の出資額は1~2%程度に過ぎないと説明しています。
訪米中の赤沢経済再生相は、トランプ氏の発言に対し日本の立場を再度説明する方針を示しました。
トランプ大統領の発言は、日米間の重要な経済合意に関して、根本的な認識のズレを露呈しました。アメリカ側がこの巨額の投資を自由に扱える資金だと誤解していることは、両国の経済関係における深刻な誤解を反映しています。この誤解を放置すれば、双方の信頼関係がさらに損なわれる可能性があります。
問題の本質は、日米間での経済協力において、透明性と正確な情報共有が欠如している点にあります。まず、双方が合意内容に対する共通理解を持つことが最も重要です。また、日本側は米国に対して更なる説明責任を求めるべきですし、今後は事前に両国の意向を細かく調整し、誤解を避けるための詳細な協議が不可欠です。さらに、日本が自国の利益を守るためには、もっと強硬な立場を取るべきであり、具体的な保障措置を講じる必要があります。
このような誤解が生じること自体が異常であり、今後の交渉において双方がもっと責任を持って対話を重ねるべきです。
ネットからのコメント
1、子供のお使いのように何回も足を運び、合意文章も作らないからこうなる。トランプも酷いが石破政権も酷い。終戦80年の演説よりも、こちらに全力で頑張って欲しい。アメリカは契約社会です。合意文章が無いなどとは信じられない外交です。EUやカナダ、韓国など合意文章は有るのかメディアも是非調べて報道して頂きたいと思います。
2、所詮は口約束しかしてないだけど、冷静に考えて欲しい。日本のアメリカへの輸出額は21兆円。ディールで関税率25%から15%に下げるのに80兆円。これなら関税率25%のままで15%との差の毎年2兆円の関税負担を追加された方がマシでは。そもそも関税は日本の企業が全額負担するものでもないし
3、文書作成せずに今回の81兆の使い道の捉え方がお互い違っていましたが、一期の時に締結した法案を二期の時に守らないとなると、下手に文書を作成して相手が反故にしても日本は守らないといけなくなるので難しい話ですねただ81兆円払って関税下げるより、25%でそのまま合意していた方が良かったような素人にはわからない日本のデメリットがあるのでしょうが、そもそも分割とはいえ81兆も用意できるのでしょうか?
4、これ外交交渉なんですかね?多くの国民が腑に落ちていないと思います。外務省職員が交渉のプロとは限りらない、と露呈したんではないですか?農水省職員が米問題のプロとは限らないのと同じ事象のような気がしますね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d35cf96cd9abc48eb119e6fb27fdb6a4504fc967,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]