高速バスでの「相席ブロック」という迷惑行為が問題化しています。ユーザーが隣に他の客を座らせないように、複数席を予約し直前にキャンセルする行為で、バス会社側は収益損失を被っています。特に年末の帰省ラッシュを控え、キャンセル待ちの利用者に影響が出る恐れがあります。この行為の背景には、低い払戻手数料やネット予約の普及があると考えられ、ジェイアールバス関東や富士急バスなどは払戻手数料の値上げに踏み切りました。

また、越田弁護士はこうした行為が偽計業務妨害罪に該当する可能性を指摘しています。

このような「相席ブロック」という行為は、公共交通機関の健全な利用に対する深刻な脅威です。この行為が続くと、バス会社は適正なサービスを提供できず、結果として利用者全体が必要な移動手段を確保できなくなるリスクがあります。背景にあるのは、多くのバス会社の払戻手数料が低いため、利用者が気軽にキャンセルできる現状です。

まず、この問題に対処するためには、払戻手数料の一律な引き上げが必要です。次に、予約の際に故意の相席ブロックを避けるための利用規約を強化し、違反者に対してはペナルティを課すことが考えられます。そして、予約システムそのものもユーザーの予約履歴を解析し、悪質な利用パターンを早期に感知する仕組みを導入する必要があります。

公平で快適な移動手段を守るためには、個々の利用者のモラルが欠かせません。利益追求のためではなく、他者への配慮と公共の利益を念頭に置くことで、より良い社会を築く第一歩となります。この問題が速やかに解決され、皆が公正に高速バスを利用できる日が来ることを期待します。

ネットからのコメント

1、キャンセル料値上げはもちろん、キャンセル期限を前倒しするとともにキャンセル席の直前再販も検討に入れるべきでしょう。たとえばキャンセル席が埋まりやすいように普通とは逆ですが出発２時間前の予約なら何割引とか。普通の人は埋まる可能性があるから確実に取りたい場合は早めに予約するでしょう。でも直前の方が安ければそれを狙う人も出るかもしれません。キャンセルされた席が埋まればバス会社はその分お金が入るし、相席ブロックにも効果がある。

2、バス会社はもっと強気でいけば良いと思うけどなぁ。キャンセル料なんて前日で100%でもキチンと見える所に明記しておけば普通の人は納得するし文句も言わないから大丈夫だと思う。大変なのはバス会社に負担が掛かり過ぎてバスが無くなる事だから強気で行って欲しいね。

3、モラルのかけらもない，元々移動で安い手段を選択して更に自分の都合でキャンセルするとは、キャンセル料が安い落ち度は否めないが、安価なのでの思いやりを踏みにじる行為，隣が嫌なら二つ分購入すれば良いだけの話し，クレジットカードで購入させて一週間未満は全額でも良いと思う｡

4、予約時に前払いして、キャンセルしたところに他の人が予約すれば100％払い戻し空席のままなら払い戻しなしでキャンセル料として全額徴収したままにすれば良い。そうすればキャンセルする人もできるだけ早めにキャンセルしようとするだろうし。バス会社も収入の目処が立ちやすくなるし、空予約がなくて空席のままなら、割引販売で席を埋めようとすることもできる。