埼玉県所沢市で、67歳のパート女性が詐欺被害に遭い、暗号資産約6301万円相当を騙し取られる事件が発生しました。事件は5月22日ごろから始まり、他県警の警察官をかたる人物から女性に電話がありました。その内容は、「病院で女性名義の保険証を使い、偽造者が病院にいる」「マネーロンダリングに関わっている可能性がある」などでした。
女性はこれを信じ、指示に従って現金を暗号資産に交換し、9回にわたり合計6301万566円相当を送金しました。しかし、追加の現金を要求された際に不審に感じ、息子に相談したところで詐欺だと判明しました。
この詐欺事件は、高齢者をターゲットにした巧妙な手法が用いられる昨今の詐欺の典型例です。制度の欠陥を悪用し、被害者の善意と法律への信頼を逆手に取る行為は許されません。まず、警察や金融機関は、高齢者を含む市民に対して詐欺防止の啓蒙活動を強化し、具体的にどのような手口があるのかを広範に周知する必要があります。さらに、銀行や暗号資産業者は、不審な送金行為が見られる場合、リアルタイムでアラートを受けた顧客に対して確認を求めるシステムを導入することが求められます。また、詐欺に直面した際にすぐに相談できる窓口を設置し、被害拡大を防ぐことが重要です。
私人の資産がこのように簡単に狙われる現状では、守るべき法と制度の真価が問われる時です。予防と迅速な対応こそが、社会の安全を守る礎となります。
ネットからのコメント
1、金が有り過ぎるのも罪だな。電話で警察官を騙る犯罪の話は詐欺だよということは誰でも知っている事実だ。幾ら警察でも見ず知らずの人間それもリアルでなく電話で話しただけの人間を良く信じられるなと思う。金を振り込む前に一旦立ち止まって誰かに相談するとか地元の警察に相談してみるとかしないと。電話で金の話が出た時は先ず詐欺だと疑ったほうが良い。
2、6300万円は遺産相続で得たのかな。自分で貯めたおカネであれば、10万円でも振り込むことに躊躇すると思いますよ。自分で資産形成した人はおカネを使う事に慎重です。資産形成の難しさを知っているからです。遺産相続で多額の現金を手にした人は、安易に使ってしまう傾向が強いと思います。資産形成の難しさや苦労を知らないからです。
3、せめて暗号資産の話が出てきた時点で不審に思え。警察はアナログでキャッシュレス決済さえ未対応のところが多いのに、暗号資産など使うわけがない。
それ以前に警察が反則金や罰金以外で現金を要求することは絶対にない。
4、この犯人は、相当数電話駆け回って、引っかかったのがこの方なんだろうな。パーセンテージで言えば微々たる数にしてもゼロではないからね。対岸の火事とせず、気をつけたいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/af36379f775d0226cc7ae35a285eac47fb0223cf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]