東京・赤坂の個室サウナ「サウナタイガー」で、30代の夫婦が死亡する事故が発生しました。15日、火事の通報があり、現場には美容師の松田政也さん(36)とネイリストの妻陽子さん(37)が折り重なって倒れていました。ホームページで「完全プライベート」を売りにしていたこの施設で、サウナ室の外に出るドアノブが外れ、閉じ込められた可能性があります。
また、非常ボタンの電源は切れていました。警視庁は店舗の安全管理に問題がなかったか調査を進めています。

悲劇の背後には、プライベート空間を追求するあまり、安全対策が軽視される制度の欠陥が見え隠れしています。サウナ施設の急増に対し、法律や条例で規定される基準の徹底が不十分です。まず、全てのサウナ室内に確実に作動する非常ボタンや警報システムを義務化すべきです。また、出入り口の構造に関する基準を設け、緊急時にも容易に脱出可能な設計を法律で定めるべきです。そして、定期的な設備点検を法律で義務づけ、管理体制を強化して、誰もが安心して利用できる環境を築く必要があります。サウナブームの影で、安全性に対する無関心がもたらす危険を再認識し、真のプライベートと安心が共存する社会を目指すことが求められます。
この痛ましい事故は、現状の安全対策がいかに不足しているかを私たちに強烈に訴えかけています。
ネットからのコメント
1、内側からドアが簡単に開けらる仕様じゃないと危ないことくらい素人でも分かる。非常ボタン押して直ぐに駆けつけられる体制じゃないと危ないことくらい素人でも分かる。サウナにスマホ持ち込み可能にしたら危ないことくらい素人でも分かる。外見だけ取り繕って、当たり前の安全も理解していない。なぜちゃちいサウナがこんな高価格で集客できているのか不思議。
2、自分はサウナ室は3分もいてられない。あの熱さと密閉空間にはどうも苦手で時々何かのアクシデントでここから出られなくなったらどうしようか考える時があります。亡くなられたご夫婦の状況を考えると本当に気の毒に思うと同時にサウナの利用を今後さらにためらいを感じてしまう。
3、いやいや、内側から押すだけで開くのが普通。ドアノブがあったら錆びるし熱くなるし開かなくなる可能性があるし危ないでしょ。プライベートを確保したいなら外側にもう一枚扉を設置すべきだな。
4、消防設備士の資格を取得し実際に工事やメンテの仕事をしてました。点検業務でビルやテナントのオーナーに不備の報告と見積書を提出しても、「火災なんて起きない、何の生産性の無い機器にお金が出せる訳ない」なんて言うのが普通の反応でした。改修工事をしなくても罰則も甘いんですよね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e0c377df2c641d9fee1834d64707d96654d833cc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]