事件概要:滋賀県彦根市の教育委員会は、市立全7中学校の生徒会長に10万円を交付する新たな取り組みを開始した。生徒会長選挙が行われ、当選者はその10万円を使って公約を実現する。このプロジェクトは、約10年前からいじめ対策を中心に生徒たちが活動を重ねてきたことを背景にしている。生徒会活動に対する自由度の不足や予算の壁が問題視され、教育委員会はクラウドファンディングを利用して資金を調達し、すでに87万円以上が集まった。
市教委は、この取り組みが生徒たちの主体的な課題解決を促し、社会に貢献する力を育むことを期待している。
コメント:この取り組みは、生徒たちに主体的な行動を促す素晴らしい機会を提供している。公約を実現するための資金が、制度的な制約を越えて提供される点は、学生たちの自由な発想を支援する上で重要だ。しかし、ただ金銭的な支援だけで解決できる問題ではない。重要なのは、この取り組みが生徒の社会的責任感をどれだけ育むかであり、その活動が学校外でも意味を持つように設計されるべきだ。たとえば、生徒たちが提案する公約が地域社会と連携し、社会問題に真摯に向き合うような形で進められることが望ましい。さらに、継続的なサポートと結果のフィードバックを通じて、生徒たちの成長を見守り、教育の質を高めるためのシステムとして発展させるべきだ。
ネットからのコメント
1、子供にとっては大きな10万円ですが、なにかしようとしたら十分な資金ではないことにすぐ気づくと思う。ですが試みはいいと思いますね。お金の使い方の教育として全国にこうやって広がってほしい。地方自治体は少し無駄を減らしたら潤沢な資金はすぐに作れると思いますし。
2、面白い取り組みだ。現実社会の中でもお金がないと何もできないわけで、計画を立てさせて、プレゼンさせて、採用されたプランにはお金をつけて実施させ、実施結果を報告させるのが良いな。10万でどんな事ができるのかは良く分からんけど。まぁ、そこも頭の使い所かもしれないな。結果的に、賛同者が多くて寄付が集まり、もらった10万の予算が一銭もかからずに実現できることもあるかもしれない。
3、石丸氏が安芸高田市市長の時に、ふるさと納税で集まったお金の中から高校の生徒会長に100万円ずつ渡して、自由に使わせるということをしてたってけ。まあ安芸高田市の高校は2校なので予算としては200万円なのだろうけど、このように子どもに権限を持たせてやらせてみるということは、非常に意義のあることだと思います。
大人がちゃんとサポートしなければという意見もあるかもしれませんが、過去にふるさと創生一億円だったかな?なんかそんな事業があって、大抵の自治体は箱物作って終わりだったりして、それなら子どもの自由な発想に任せてみるのも良いと思いますし、何より企画力や経済的な感覚等々、学べることは多いと思います。ぜひ、その成果を見てみたいですね。
4、とても面白いと思います。ただ単に取りまとめるマニュアル的な動きだけでなく、問題提起と解決にあたってどうするかと言う思考が問われ、そこに予算が絡むと責任感や達成感もあるでしょうし。ただ、今色々学校生活に口を出す親が増えていたり、教師が水面下で何が起きているか気づきにくかったり、年頃という事もあり生徒同士の諍いもあるので気をつけて欲しいですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ad47302b9bee3886ec9b2627cef5ca76f53cc5f6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]