事件概要：中国軍の東部戦区は、台湾周辺で陸、海、空軍とロケット軍が参加する軍事演習を、今日と明日の2日間行うと発表しました。この演習は「正義の使命2025」と名付けられ、台湾島の周囲を取り囲む形で展開されます。実弾射撃訓練も予定されており、主な港の封鎖や制海権・制空権の奪取を目指しています。中国軍は、この演習は台湾独立勢力と外部干渉勢力への警告だと主張し、高市総理の「台湾有事」発言をけん制する目的もあるとしています。

今年4月以来の台湾に対する軍事演習であり、台湾総統頼清徳氏の中国への距離を置く発言に対する圧力としての側面もあります。

コメント：中国軍による台湾周辺での軍事演習は、地域の安全保障における不安定さを如実に示しています。台湾独立勢力に対する警告として行われるこの演習は、東アジアの緊張をさらに高める可能性があります。まず、国際社会はこの状況を見過ごすことなく、対話の場を設けるべきです。次に、国連のような国際機関は単なる声明に留まらず、具体的な圧力や対策を講じることが重要です。また、トラック1.5外交を活用し、関係各国間で非公式な対話を促進することが求められます。兵力による威嚇に依存するのではなく、協力と共存の道を模索することが、地域の安定をもたらす真の「正義の使命」と言えるでしょう。現況に対する鋭い問題提起を通じて、国際的連携を強化する必要性がますます高まっています。

ネットからのコメント

1、今回の中国軍による台湾周辺での軍事演習は、規模・名目ともに極めて挑発的であり、地域の安定を脅かす行為と言わざるを得ません。台湾を事実上包囲する形での演習や実弾射撃の予告は、緊張を不必要に高め、周辺国まで不安に巻き込む危険な行動です。高市総理の発言を「警告」として利用する姿勢も、対話より威圧を優先するもので、国際社会の責任ある振る舞いとは程遠いと言えるでしょう。許されるべきではありません。地域の平和と安定は、武力による威嚇ではなく、透明性のある外交的アプローチで守られるべきもの。今回のような行動が続けば、アジア太平洋全体の安全保障に深刻な影響を及ぼしかねず、国際社会としても強い懸念を示す必要があります

2、「正義の使命」という美名の下で行われているのは、またしてもお馴染みの軍事恫喝。発言一つ気に入らなければ、即座に艦船と実弾を動員する姿勢は、大国の余裕というより、器の小ささを露呈しているように見えます。民主的に選ばれた台湾の指導者の言葉に、対話ではなく軍事演習で応じる時点で、「国家統一」の正当性を自ら否定しているのではないでしょうか。

威圧を繰り返すほど、台湾の人々が中国から心を離していく現実には、いつまで目を背けるつもりなのか。恐怖で従わせる統一など、21世紀の国際社会ではもはや時代遅れであり、ただの裸の権力誇示に過ぎません。

3、ついにこの時が来てしまいましたね。今回の中国軍による台湾周辺での大規模演習は、日本にとって決して無関係ではいられない重大な出来事だと思います。台湾は地理的にも経済的にも日本の安全保障に直結しており、単なる地域紛争では済まされない現実があります。だからこそ、台湾を守ることは結果的に日本自身の平和と繁栄を守ることにつながるのではないでしょうか。国際社会と連携しながら立ち向かうべきだという認識が広がるのは、極めて重要な流れだと思います。高市総理が安全保障について真剣に発言し、現実を見据えた対策を進めていることに頼もしさを感じます。こうした状況だからこそ、台湾への支援と理解を深め、日本としての責任を果たしていくべきだと強く感じています。

4、ロシアのウクライナ侵攻と雰囲気が似てきたな。もし、この動きが本物で侵攻に入ったなら、岡田克也の起こした問題は中国がロシアの協力を得るために仕込まれた計画的なものだったということになる。