日本の7月の平均気温が、統計開始以来最高のプラス2.89℃となり、前年の記録を大幅に更新しました。これは1898年からの観測史上で最も高く、3年連続で記録を塗り替えています。また、降水量も異常に少なく、東北や北陸では7月として最小記録を更新。石川・新潟・山形・仙台など10地点で1~10%台と深刻な水不足に直面。気象庁は、今後も高温傾向が続き、農作物への影響や熱中症のリスク増大を警告しています。
異常な高温と極端な少雨が並行して進行するという、まさに気候危機の現実が、今まさに日本全土を襲っています。統計開始以来の最高気温、記録的な降水量の少なさ。これは一時的な気象の異常ではなく、気候変動への対応を怠ってきた社会のツケです。気象予報に注意を呼びかけるだけでは根本的な解決になりません。まず、①政府主導でのCO₂排出削減の加速、②農業や都市インフラの気候変動対応強化、③教育を通じた市民の気候リテラシー向上が急務です。加えて、自治体レベルでの熱中症対策と水資源管理の抜本的見直しも不可欠です。私たちは今、自然に適応する側に立たされているのではなく、自然を壊した責任の側にいる。この構図を変えない限り、「異常」は常態となり、次の世代がその代償を払うことになるでしょう。
ネットからのコメント
1、昔は冷房なんかつけなくっても全然平気だったんですけどね。
学校から帰ったら扇風機の前に行って「あ〝〜〜〜」と声を出して冷凍庫開けてアイス食べるっていうのがルーティンでした。夜は窓開けてたら自然に涼しく風が入ってきて暑くて眠れなかったって事はなかったですね。今はあまりにも変わってしまって冷房なしの生活は考えられないです。
2、今年は梅雨が消えた事が大きかったとはいえ、それ自体も近年続いてきた異常気象による熱波の影響によるものだ。台風も今の時期は日本列島に近寄れない程、高気圧が強く張り出している。このまま暑さは止まらず上がり続けた時どうなるのだろう?。
3、今年は去年までの暑さとはまた違う種類の異常だと思います。6月の梅雨入り後の、雲ひとつない青空が連日続き、あわや35度以上の猛暑日。季節が1ヶ月前倒しされている気がする。7月もこのニュースのように、初めて北海道が40度となったり、連日40℃の地点が多発していて暑すぎる。8月に入り、台風が近づいているおかげで、やっと東京は久々の雨が降って涼しくなった。季節が前倒しになっていることを信じ、願わくばもう夏の出口が見えることを祈ります。
4、暑い、暑いと報道されるだけで、このまま続けば来年、再来年の夏はどうなるのかは一切報道されません。このような気候になった原因と、どうすれば30度を超えない気候に戻ることができるのか、ひとりひとりが真剣に考えるような報道を期待します。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9ee061fa101b9554a15436c84e05a0910dae5c60,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]