事件概要:
2025年の日本の夏は異常気象により記録的な猛暑となり、京都市では7月中に猛暑日が24日を記録するなど、西日本を中心に過去最多の日数となった。こうした中、グンゼ株式会社が2024年3月に発売した汗対策衣料『アセドロン』がヒット。2025年7月2日時点で累計販売枚数200万枚を突破し、販売は継続的に好調。背景には、従来の商品に対する不満(汗のベタつきや脱ぎにくさ)を細かく分析し、「肌離れ性」に優れた独自素材の開発と、消費者目線のマーケティング戦略が功を奏したことがある。
コメント:
酷暑が常態化する日本で、これほどまでに「快適な衣類」への需要が高まり、商品が支持されたことは単なる企業の成功ではない。むしろ、ここには制度や政策が本来担うべき「命を守るインフラ」が衣料にまで及んでしまったという異常が潜んでいる。日本は毎年のように猛暑を記録しながらも、住宅の断熱基準や職場の冷房環境整備は遅れたまま。公共空間や教育現場でも「暑さ対策」は個人任せであり、民間の努力に依存しすぎてはいないか。
問題の本質は、気候変動という長期的リスクに対して行政が実効性ある行動をとっていないことだ。自治体レベルでの「暑熱対策条例」制定、労働基準法における高温下の作業基準見直し、そして「気候適応」に関する産業支援の制度化。こうした仕組みがなければ、今後の猛暑は“耐えるか、金で解決するか”の二択になってしまう。
「インナーが命を守る」社会は異常だ。これは消費者の賢さではなく、国家の怠慢の証明だ。
ネットからのコメント
1、夏でも着丈が短いのは嫌ですねインナーが短いと動いたり屈んだりした時に肌が露出しやすくなる事が気になる夏ならトップス自体が短めのものもあるから、尚更インナーは普通の着丈は欲しい
2、初めにタンクトップを1枚買ってみたのですが、汗をかいてもベタベタ感がなくサラサラしていて気持ちがいい。乾きも早いので不快感もありません。今まではユ〇クロのエアリズムでしたが、汗をかいた時のベタベタ感が嫌だったので、今夏に全部アセドロンに変えました。接触冷感ではないのでヒンヤリ感はあまりありませんが、サラサラしているので汗冷えもしません。一度試してみる価値はあります。
3、こういう高機能な汗対策を謳ったインナーってどれもうっすら汗をかいた状況しか想定してないんだよねしっかり汗をかいたら結局どの商品も不快さは変わらない、というイメージが強いからこの商品の説明を読んでもいまいち、いやかなり疑ってる自分がいるどれくらいの発汗量を想定して実験、開発を進めてきたのかもパッケージに表示して欲しい
4、女性用のアセドロンは、襟の開きが大きくて、背中もぐるっと大きく開いている。1番汗をかく部分(背中の上の方)が布がないので、ブラウスの背中の上が直接肌についてしまう作りで、ちょっと難点です。(メンズはちゃんと背中の上の方まで布地があり汗を吸ってくれます)メンズはSサイズ展開がないので、作ったら、背中の上の方の汗を取ってほしい女性が着られるかもです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f496da0bacaabc312f1f46edb982adb1ed31026e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]