日本海沿岸の自治体が、アジアから漂着する大量のプラスチックごみ問題に直面しています。長崎県対馬市の浜辺には、ポリタンクやペットボトルなどで埋め尽くされ、年間3万~4万立方メートルの漂着ごみが発生しています。その半分以上がプラ製品で、昨年度のペットボトル回収では、中国・台湾から54%、韓国から38%が流れ着きました。国際的な汚染防止条約の政府間交渉は合意に至らず、対策の遅れが懸念されています。
日本は技術協力や人材育成を掲げていますが、実際の削減は排出国の取り組みに依存しています。また、大規模事業者にのみ罰則があるプラスチック資源循環促進法では、全体的な取り組みに限界が見えています。
この問題の根幹には、制度の欠陥と国際的協力の不足が横たわっています。国内外の政府は、漂着ごみ問題に対処するため協力を強化する必要があります。まず、汚染防止条約の早期の策定が求められます。具体的なガイドラインがあれば、各国の分別・収集システムの改善を促進できます。次に、国際的な技術協力を強化し、途上国の廃棄物管理の能力を向上させるべきです。第三に、小規模事業者を含むすべての事業者に対するプラスチック製品削減の義務を強化し、罰則を設けることが必要です。漂着ごみ問題は、私たちの海洋環境に関する責任を問いかけています。
持続可能な未来を築くためには、行動を起こさなければなりません。これこそが、環境保護の真の使命です。
ネットからのコメント
1、この話は、ずっと以前から言われていたのを今更のように報じる事に相当の違和感を覚えるものですが、中韓だけではなく北朝鮮からの様々な投棄まで日本海に垂れ流されている実態は頻度を上げて報じられるべき問題だと思います。最終的には、日本海沿岸の自治体による公費と言う税金をもって処分される事に何一つの異議や文句さえ言わない危機感の欠如には心底 辟易させられます。
2、数年前にそのような法令がやっとできたのは、さらに数十年も前から沖縄や九州の海岸には英語や漢字やハングルで記されたものが大量に打ち上げられていたからだろう。これらは海流に乗ってやっているものもあるが、どう考えても風で海流に逆らって漂着するものもある。期待しても無理なのはわかるが、もっと早く対策が出来ないのだろうか。
3、日本海側には、大陸からのゴミが大量に流れ着きます。海水浴シーズンには、その処理も大変。一方で、太平洋の海や、瀬戸内海に行った時には、漂着ゴミの少なさに驚きました。ゴミ問題ひとつとっても、大陸側の「先進国」のモラルは遅れてると思います 。
4、中国も韓国も発展するインフラに対して、ごみ処理施設の整備が未だ追いついていない状況。特に地方の方だと、ゴミは川に捨てるものだという人間が少なくない。中国や韓国の海岸線の多くはのゴミによって汚染され、漁業や養殖等にも実影響が出ているし、中国の固有種ヨウスコウカワイルカの個体数の激減の一つにゴミの誤飲が上げられている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0080201823bd591b3219bccd531b708c9daa3ce2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]