このニュースは、戦争体験者である漫画家水木しげる氏が晩年に語り始めた壮絶な戦争の記憶を中心に、その思いと記憶をどのように家族や社会が受け止め、継承していくかを探る内容です。水木氏は21歳で第二次世界大戦に従軍し、南方戦線で部隊の全滅と爆撃により左腕を失いました。戦後は陽気な姿を見せて家族には戦争についてほとんど語らず、漫画家として成功後に自身の戦争体験を描く作品を発表しました。
晩年には、戦地での記憶が溢れ出し、戦友を思い続ける姿が見られました。戦争体験を語り継ぐために、水木しげる記念館は個人史を強烈に展示する場所へと変貌しました。
水木しげる氏の晩年の姿は、戦争が人々に与える深い影響を示しています。戦後、明るく振舞っていた水木氏が年齢を重ねるにつれ、抑えてきた記憶が溢れ出しました。これは、多くの戦争体験者に共通する現象であり、社会がもっと戦争の悲惨さに目を向けるべきだと思います。現在も世界各地で戦争の痛みを負った人々が多くいる中、水木氏の体験は無念な戦友たちを代弁していると言えます。この問題の本質は人々が戦争の記憶を忘れがちであることです。教育制度の中で戦争の歴史をしっかりと教え、平和教育を強化することが重要です。また、戦争体験者の声を記録し、継承する仕組みを作るべきです。
最後に、メディアや文化を通じて戦争の悲劇を伝えることで、平和の価値を再確認し、無念な死と向き合う必要があります。このような教育と文化活動を通じて、次世代へと平和の価値観をしっかりと伝え続けましょう。
ネットからのコメント
1、片腕を失っただけで帰還できたという幸運、実際に行かれた方にしか分からない感覚ですが、実際にニューギニアは消耗率が9割(10人中1人しか生き延びれない)だったようです。普段の生活ではほぼ忘れられていると思いますがせめて終戦記念日だけでも亡くなられた英霊に感謝とご冥福を祈りたい。
2、生命力が強いよね。ろくな治療もなく血止めと包帯巻いたぐらいなのに助かっちゃうんだから。片腕切断は致命的な傷になるのに凄いとしか言いようがない。頭でっかちサヨクの反戦主義とは違ってこの人の反戦主義は実体験に基づくのだから説得力がある。
そりゃこんな理不尽な目に合えば反戦主義にもなるよ。漫画家としての実力もあり、総員玉砕せよは名作だと思う。
3、水木しげるさんの漫画で言うと「総員玉砕せよ」が1番、生々しく戦争体験が描かれており何回も読み返しました。とても悲惨な内容で、はだしのゲンと同様に戦争の悲惨さを伝える漫画として読み継がれて言ってもらいたいと思います。左腕をなくしましたが、右腕一本で漫画を描き続けて素晴らしいと思います。
4、私は今年46歳になりますが、ホントに平和な時代、何不自由なく人生を歩んでこれました。先人達が命懸けで日本を守ってきたからこそ今の平和があります。20歳と青春を謳歌する時代に、見た事ないジャングルの密林で一方的にヤラれる戦争を経験したら、たとえ生きながらえても、恐怖とトラウマで一生、精神病に自分ならなってると思います。この記事の文面だけで自分がもしその立場になったらと想像すると恐怖で震えてきます。それぐらいの事を戦争に行った人は体験し、その事を永遠に伝承しなくてはなりません。もう戦争経験されてる方が少なくなってきましたが、生の声、語りを記録媒体で綺麗に残し繰り返し放送や教育現場で使用してほしいものです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a05c3ae95d55a9e2af309b311999f346fca51f72,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]