300文字以内の事件概要とコメントを以下に示します。
JR西日本の倉坂昇治社長は、北陸新幹線の敦賀から大阪への延伸計画で「小浜・京都ルート」を支持すると明言。これは、敦賀から小浜を経由し新大阪へ直通運行を目指す案で、乗り換えが必要な「米原ルート」と比べて短時間である点がメリットとされる。しかし、地下水への影響や建設費への懸念から、沿線自治体間で意見が一致せず、再検証の声も上がっている。
倉坂氏は新幹線の地域経済への効果を強調し早期開業を求める一方、米原ルートは安全面や地震対策の課題から実現可能性が低いと指摘。同時に、別計画の夢洲への鉄道延伸についても公的支援の必要性を訴えた。
この案件では、多額の公共投資が伴う新幹線ルート決定において、地域住民の利益と国の経済発展とのバランスに課題を感じます。その上、懸念される地下水への影響や沿線自治体間の意見相違は、この計画の進行における根本的な障害です。本来、公共事業は地元住民の生活環境を脅かさず、十分に合意を醸成した上で進められるべきです。しかし、速度や利便性のみが強調され、大きな影響が見過ごされる構造的な欠陥を感じざるを得ません。
まず、地方自治体や住民を巻き込む形での透明性の高い意見収集を図るべきです。次に、第三者機関が科学的視点から環境への影響を精査する必要があります。
そして、長期的視点に立ったコスト/ベネフィット分析を行い、その結果を公開すべきです。利益優先の姿勢が見直され、社会が一丸となり協力し合う場が求められます。この流れこそすべての経済発展の土台となるべきです。
ネットからのコメント
1、この方がJR西の社長として、自企業の利益を一番に考えて、京都市内ルートを提言するのは当然のことだとは思う。しかし、一方で日本を支える企業の社長として、京都の水や残土等の問題と新幹線のシステム改修のどちらがより重要か判断できるだけの器も持って欲しいと思う。
2、JRだけで負担出来るならともかく、何兆円もの税金投じてまで必要なのだろうか?人口は減っていくし、リモートワークが主流になり、昔のように出張もしなくなっている。インバウンドもいつまで続くかわからず、京都市内で大規模な地盤沈下が起きれば重要文化財に影響が出るかもしれずで、反対や自治体が乗り気で無い中、無理に進めなくても良いのでは。そんな中どうしても北陸新幹線を関西と結びたいなら、米原で接続するのが一番現実的ではないでしょうか。
3、沿線自治体も小浜ルートの膨大な建設費を負担しきれないでしょう。
もし国の金をあてにするなら金で解決できる全ての選択肢は「無理」とは言わせません。サンダーバード・しらさぎ復活や現状の敦賀止まりも選択肢に入れてください。地方が金を出さないのなら地方の言い分を聞く道理はありません。国が巨額の金を投じてでも必要なものだけを作ってください。
4、そりゃ小浜・京都ルート支持でしょうね。米原ルートだと米原から先が自分の実入りになりませんから。でも、小浜・京都ルートにこだわっていたらいつまでたっても北陸新幹線が新大阪に乗り入れられないので、JR西日本の意向に関わらず強硬な反対運動にあわない、用地や建設費が担保できるルートにするべきでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c6518a63010cc6be08f39c6e7d5838025f937765,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]