テスラの電気ピックアップトラック「サイバートラック」は、2023年11月末から販売されていますが、予約件数100万件に対し、実際販売されたのは5万2000台と予想を大きく下回っています。理由としては、独特なデザインがトラックの機能性を損ない、大型貨物の積載が困難であるという指摘があります。また、牽引力やバッテリーの走行距離も期待を下回っており、購入を躊躇する要因となっています。

これらの問題が米国内のピックアップトラック需要層への障壁となり、販売不振を招いていると分析されています。

テスラのサイバートラックは、電気自動車の新境地を切り開くはずだった。しかしながら、予約件数100万に対して販売されたのは僅か5万台という現状は、その設計と市場への適合性の欠陥を露呈している。確かにその未来的なデザインは視覚的魅力を持つが、トラック本来の機能をないがしろにしてはいないか。貨物の積載問題や性能の未達が示すのは、新しさだけでなく実用性も求められるということだ。解決策として、まずトラックとしての基本機能を見直すことが必要だ。次に市場調査を強化し、ユーザーのニーズを的確に把握することで、デザインと実用性のバランスを取る。そして広告戦略を再考し、適切なターゲット層に響くメッセージを発信することが求められるだろう。

これらの対応がなければ、サイバートラックの魅力は単なるショーケースで終幕してしまう。未来を見据えるだけでは、その未来に足を踏み入れることはできないのだ。

ネットからのコメント

1、ステンレス製のボディーと言えば「デロリアン」が有名だが、映画に出る前は人気が無くて売れ行きも悪く挙げ句の果てに会社が倒産し、失敗した車の代表例みたいに言われていた。テスラのトラックもスピルバーグ監督に頼んで映画化してもらえばいいと思う。

2、オーダー100万に対し、1年半かけて納車5万台あまり...は、たった5%。他は納車待ちじゃなくてキャンセルなんすか?生産が何度も遅れたり、サビやらなんやらトラブル報告あったり、やめた人は少なくないんだろうけど、今のオーダー残は何台あるんですかね。

3、元々の構造上、外装パーツなど作りに微妙な場所が多々ある　ぶつけたり　ぶつけられたりした場合、修理を断られるらしいね取り替えが必要な損傷に対して、構造が悪過ぎて無理なんだとか　個人的にはテスラ要らんね

4、あくまで個人的な感想ですが、デザインは子供が作った折り紙か、ブリキのおもちゃの様で、奇抜な見た目や他に無いものが好きな方にはウケるでしょうけど、一般的なユーザーに沢山売れる車じゃないと思えます。

デザイン優先で実用性に難があったり、信頼性も色々言われている上に充電インフラの整った国ならともかく、EVということも地域的に売れる売れないがありますし・・・テスラのブランド性の表現やアイコンとしての存在意義はあると思いますが、会社に利益をもたらす商品としての存在価値は微妙だと感じます。