広陵高校野球部が夏の甲子園大会への出場を辞退する事態に発展しました。発端は、部員の保護者とされる人物がSNSでいじめを告発したことに始まります。これにより、被害者とされる生徒が転校を余儀なくされました。この問題に対する学校側の初期対応が不十分であったとして批判が寄せられています。六月に第三者委員会が設置されるも、その対応が遅かったとの指摘があります。

学校側はSNSでの誹謗中傷を理由に辞退を決定しましたが、核心のいじめ問題への対処が弱いと考えられています。

学校の対応に対する批判は、問題の本質に目を向けなくてはなりません。教育機関としての広陵高校は、いじめの告発を受けても迅速に対応することができず、問題を矮小化してしまいました。こうしたことは、被害者に新たな負担を強いてしまう結果を招きます。まず、情報公開を迅速に行うことで、透明性を確保し、当事者が納得する対応を取るべきでした。次に、第三者委員会の早期設置を行い、公正な調査の実施を徹底する必要があります。そして、教育機関としてより厳格な危機管理体制を整備し、再発防止策を講じるべきです。最後に示されるのは、信頼の回復は生徒たちの将来にも深く影響するという事実。教育の使命を果たすべく、誠実に問題に向き合うことが求められています。

ネットからのコメント

1、みんなが、認識を変える必要があると思います。　暴力を振るわれたのだから、警察に被害届けを出す。　そうすると、そこから先は法に従って進みます。　学校に相談する、という考えを捨てた方が良い。　学校や、高野連等の団体だと、独自の決まりや判断をされる。　それは常に正しいとは限らない。　法律も、常に正しいとは限らないかも知れないが、常に同じ基準で動いて行きます。

2、全く野球部と関係ない子が関わっているならまだしも渦中の子が野球部でなおかつレギュラーが多数という状況では今回の対応はまずいと言わざるを得ないでしょうね学校側の大人たちが自己保身に走るあまり事態をますます悪化させたといっても過言ではないと思います被害者が存在しうる以上は教育機関として被害者のケアを優先することが第一であり転校したからもう関係ないわという露骨な姿勢が世間の反感をますます買ったのでしょうね失った信頼を取り戻すのは大変です一度全てをフラットにして出直さない限り信頼の回復はないでしょうね

3、問題の本質を取り違えているような学校側の対応が火に油を注いだような印象があります。

しっかりと被害者に向き合う姿勢さえあれば、甲子園で試合をするという安易な発想にはならなかったはずなので、確かに初期対応のまずさが今の状況を生んだのだと思います。

4、普通の学校生活ですら、『いじめはある』が大前提。それが部活になればなおさら、更には強豪校ともなれば様々な要因が重なり合い、その上寮生活という閉鎖された空間なら、当たり前のようにあると考えるのが自然ともいえる。この状況に於いて、学校側が考えるのは如何に不祥事を『そうではなかった』ことにするかに尽力するのは目に見えている。普通のいじめ案件と同じく、如何に第三者的な『目』がどこまで届くかにかかっているのでは。