政府は随意契約で小売業者に売り渡した備蓄米の販売期限を8月末から延長する方針です。この決定は、流通過程での時間的制約を考慮したもので、期限までに売り切れなかった事業者の販売を9月以降も認めることを決めました。8月10日までに消費者に渡ったのは放出された米の約3割で、50万トンのうち30万トンが申し込まれましたが、残り20万トンは放出されないと予想されます。
随意契約の販売期限は、新米の出回りによる価格下落を懸念した生産者の意見を反映したものでした。
農林水産省の発表によると、店頭で販売されたコメの平均価格は前週よりも7円下がり、5キロ当たり3508円です。
随意契約による備蓄米の販売延長は、市場の動向と行政の対応が適切になされているかを問うべき状況です。現状では、流通の遅れにより、備蓄米が予想通り消費者に届かず、倉庫に積まれたままになっている。この計画の不備には、備蓄米の管理や適切な流通戦略が欠けていると言えます。まず、流通過程の効率改善が必要です。技術革新を取り入れ、備蓄管理をデジタル化し、在庫状況をリアルタイムで追跡することが効果的です。次に、市場需要と流通計画を事前に調査し、流通経路を最適化すべきです。さらに農業政策を一元化し、政府と生産者が連携して供給量と価格安定を図るべきです。
備蓄米の販売は、ただの販売期限延長では済まされない、農業政策の根幹を問う課題です。
ネットからのコメント
1、コメ価格高騰のため備蓄米が放出されたのに全国のスーパー販売の新米価格は高いままである。農水省はコメ卸業者や小売店などの仲介業者の中抜きにメスを入れてコメ高騰の根源になってる中抜き仲介業者の管理を徹底してコメ価格の健全適正価格になるように努めて欲しい。
2、そもそも高騰したコメの価格を下げるために備蓄米を放出したのに、新米の価格に影響するからと備蓄米の販売を8月末まで、とは話が矛盾していた。我が家は備蓄米が買える時に買い込んだので、今はこれ以上買えば保管に困っていた。5kg4千円以上の国産新米を買うつもりはないので備蓄米の延長は助かる。 その後は一般輸入米を期待している。
3、新米が出回ってきましたが、早生で5kg4500〜6000ですか?コシヒカリとかブランド米は幾らになるんだろう?これでバリ高な新米を購入せずにすみそうです。
高くても新米を食べたい方は新米を、値段をいくらでも抑えたい方は備蓄米を選択出来るのはありがたいです。備蓄米が無くなったら多分輸入米かな?
4、記事を読むと、スーパーでは少しずつお米の値段が下がっているみたいですが、まだ以前の価格に戻ったという実感はありません。ウチではお米が手に入りにくくなってから、パンや麺類を多く食べるようにして凌いでいますが、子どもたちたちには、一日も早くごはんをお腹いっぱい食べさせてあげたいです。備蓄米の販売延長で、少しでも多くの人の手にお米が渡ることを願っています。新米の時期とうまく調整しながら、買いたい人に届くようにしてほしいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/154e17f4a8a601199b85a62707897e30d967b8d1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]